東京アカデミー立川教室
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こんにちは、東京アカデミー立川校の弓削です。
先月発表された東京教員採用試験の面接試験内容の変更についてのお話です。
■東京都教員採用試験実施要項の発表
3月24日(金)に令和6年度東京都教員採用試験実施要項が発表されました。
それによりますと、二次試験において、前年まで実施されていた「集団面接(討論)」と「単元指導計画の作成」が廃止されることになりました。
これによって、受験のハードルは下がったように感じられるかもしれませんね。
ただし!実際に面接試験が通りやすくなったわけではありません。受験のハードルが下がったように感じる受験生が増えれば増えるほど、受験者数が増加しますから受験倍率は増加の可能性があります。
■変更になった試験にどう対応するか
また、個人面接で単元指導計画(指導案)の作成・持参はなくなりましたが、個人面接の「評価の観点」には、「教科等の指導力」という項目は引き続き残っています。
従いまして、個人面接の中で教科指導力があるかどうかの質疑が行われることになります。前年までは試験日までに単元指導計画(指導案)をしっかりと作成しておけば、想定質問の準備まで行えたと思いますが、今年は試験内容変更初年度ということもありますから、どういった質問がされるのか想定が難しいですね。
集団面接も廃止になりましたが、「十分に能力実証が図れるよう面接内容を充実します」との発表がありました。「集団での活動で直面した課題とそれをどう解決したか」というような自身の経験を整理するなど、準備しておきたいですね。
■東アカの講師は試験内容変更をこう見る!
面接試験内容が簡素化されたことについて、東京アカデミー立川校の講師に聞いてみました。
「東京都の二次面接試験が、個人面接のみになりました。これにより面接票に関する質問のみが行われる、と考えるの早計です。教科等の指導力や対応力についても評価されるので、学習指導に関する質問がなくなるとは考えにくいと思います。
そのため、教育課題について自分の考えを形成しておかないと面接試験でうまく対応することができないでしょう。
◎学習指導要領上で重要な「協働した学び」「教科横断的な学習」は、子どもたちにどのような課題を設けることで行うことができるか?
◎社会生活上のきまりを身に付けるために、どのような指導を行うか?
これらは一例にすぎませんが、このような問いを発端として、「学力差を埋めるためにどうするか」などの質問で深堀されていくということもあり得ると思います。」
試験内容変更初年度は、面接試験でどういった質問内容が飛んでくるか分かりませんね。
面接ノートを作成して、自分の経験を振り返ると同時に様々な教育テーマについての見解をもっておくことが重要です。
東京アカデミー立川校では、主に東京都志望者に向けた面接試験・論文試験の対策講座を実施します。
申込締切は4月16日(日)を予定しています。
講座内容の詳細・スケジュールは コチラ から!