東京アカデミー立川教室
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どうも、東京アカデミー立川校チューターのウメスエです。
今日のテーマは二次試験でよく課される集団討論、いわゆるグルディスについてです。
個人的には「発言内容」よりも「どう立ち回るか」の方が圧倒的に大切だと思うので、今回は『立ち回り方』について思うところを述べていきたいと思います。
まずは役割分担についてです。
司会、タイムキーパーや書紀などが一般的にはよくある役職ですね。
これらの役職に積極的になるべきかと言われれば、別になる必要はないと私は思います。
例えば、書記を引き受けたのにバンバン意見を主張して議論の流れをきちんと追えていなかったり、あるいは司会を引き受けたものの、キャパシティ不足ゆえにその場をうまくまとめられなかったりと、本来の役職を全うできなかった場合は減点対象となってしまいます。
逆に、役職の役割をしっかり自覚してそれに見合った行動を取ることができれば、加点対象となるでしょう。
ですから、役職を引き受ける事は『諸刃の剣』なのです。
まずはそのことをちゃんと理解しておきましょう。むやみやたらに役職を引き受けるのは賢いとは思えません。
事前にこの役職ならいけそうだなというのはなんとなく考えておいて、あとは本番での周囲の状況を見て決めましょう。
「絶対この役職をとりにいく!」と思っていると、その前提が崩れた場合に必ず焦りが生じてしまいます。
ですから、その辺は出たとこ勝負だと予め考えていた方が、気持ち的には楽だと思います。
次に、どういうスタンスで議論に参加するかということですが、
一言で言うと「オブザーバー」として参加すると個人的にやりやすかったと思います。
オブザーバーとは、つまり観測者です。
自分はそんなに長々としゃべれるタイプではなかったので、序盤の議論は空気にならない程度に参加してあとはしゃべりたがりでいかにもガツガツしてそうなタイプの人たちに任せていました。(ガツガツタイプはだいたい一人か二人は同じグループにいます(笑))
その間自分は何をしているかというと、「あ、この人こういう発言をしたな」とか「この人はこういう考えを持っているんだな」とか、あるいは「この人はあんましゃべらないな」とか「この人緊張で手が震えているな」といった状況を見て、その場の議論を俯瞰してみるようにしていました。
そうすることで、大体の議論の方向性や終着点がつかめますし、自分以外の人がどんなタイプなのかというのが見えてきます。
そして、中盤~後半はガツガツタイプのスタミナが切れてきます。
前半しゃべりすぎてだんだん言うことがなくなってくるわけですね(笑)
そこでタイミングを見計らってガツガツ系の議論を補うような発言をポンと出してみると、自然と周囲からの注目を得ることができ、場の流れを自分が掴むことができます。そして前半あまり活躍できてなかった人に「どう思いますか」と話を振ってみます。そうすると、その人たちが発言するきっかけとなってさらに議論を進めることができ、全体の雰囲気も格段と良くなります。
そうなれば、もうこっちのもんですね(笑)
集団討論には採点者がいて自分の発言内容なんかをチェックしていますが、その存在を気にする必要はないと思います。
それよりも、自分がいかにしてこの議論の場に貢献できるのかが重要です。
それがうまく行けば、自ずと周囲からの信頼を得ることができ、結果としても良くなります。
以上が今回お話ししたかったことになります。
まとめると、「役職にこだわらない」ことと「状況を大局的に見て、議論に貢献する」ことです。
まあ、ざっくり言ってしまうと、グループの中で半分より上のポジションにつけば上々といった感じです。そのポジションはどれだけ自分がその議論の場に貢献できたかということによって決まってきます。
良かったら、実践してみてください!
それでは、また!!!!(゜-゜)