【公務員高卒】公務員のお仕事紹介（刑務官編）

皆さんこんにちは、公務員試験の予備校、東京アカデミー高松校です。

今回は「刑務官」についてご紹介いたします。

刑務官は、法務省矯正局の国家公務員で、主に各地の刑務所、少年刑務所、または拘置所で、被収容者に対する指導や相談、施設の管理などの任務にあたっています。

【採用後について】

刑務官として採用となった場合、初等科研修に参加し、基本的な職務常識や法令知識、矯正護身術の習得等を行います。

研修を修了すると、採用庁において巡回（夜勤勤務）や被収容者の連行（昼間勤務）などを行い、徐々に、被収容者との関与が大きい工場や居室棟での勤務を行うようになります。

また、刑務官の勤務知識を習得すると、各自の希望や資質・能力に応じて、以下の業務に従事します。

・工場や居室棟の担当をはじめとする被収容者の処遇全般に携わる仕事（処遇部門）

・被収容者の教育や就労などの調整に関わる仕事

・刑事施設の運営を支える事務系の仕事（庶務、用度、会計）

さらに、多様なキャリアパスとして、留学や在外研究員※としての派遣や海外の大使館・領事館での勤務、准看護師養成所への入所（刑務官として勤務しつつ准看護師の資格を取得でき、資格取得後は被収容者の医療業務に従事）などの道が開かれています。 

※在職期間10年未満の行政官が諸外国の大学院等に2年間派遣され、様々な分野の学術研究に従事します。
　帰国後は留学中に得た知見、人的ネットワークを生かし、国際的な業務や国際的視野に立った国内施策の企画・立案等を担います。

【採用試験について】

今年度（2023年度）の実施日程を以下へご案内します。

・一次試験日：2023年9月17日（日）
・一次試験合格発表日：10月11日（水）
・二次試験日：10月19日（木）～10月25日（水）まで
・最終合格発表：11月21日（火）

なお、昨年度の試験内容は以下のとおりです。

■一次試験
基礎能力試験（40題/90分）、作文試験（1題/50分）
※上記の出題数・実施時間は昨年度例です。

■二次試験
人物試験（個別面接）、身体検査、身体測定、体力検査

※2023年度は一部内容が変更になることもあります。
　詳細の情報は、6月中旬ごろに国家公務員NAVIに掲載予定です。

 

刑務官は、被収容者への生活指導や職業訓練などを行うため、職務に対する使命感だけでなく倫理観の高さが必要です。

また、常にチームとして業務にあたりますため協調性やチームワークが求められるとともに、他組織と協力して職務を行う協調性も求められます。