東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
5/8より、改定された「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に基づいた考え方で取り組むこととなります。このマニュアルにある通り、「3年余に及んだ感染症との戦いに一つの節目を迎える」ということで、児童生徒(私の子ども含めて)を支えていただいた先生方、学校関係者の方々に心から感謝をお伝えいたします。
いろいろと制限の多かった3年余でしたが、その間に教育は本当に大きく変化しました。そしてその変化を受け文部科学省は「新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行後の学校教育活動について(周知)」を4/28に発出し、「新しい学びの在り方へと進化を図っていくことが重要」であるとその中で明記しています。ではどのような新しい学びと、今後どのようなあり方が目指されているのでしょうか?
まず、「感染対策上の必要性から、多様な児童生徒が集う学校ならではの児童生徒同士の触れ合いを基盤とした集団的な活動や体験的な活動等が制限されてきた」事実を踏まえ、今後は「児童生徒が多様な他者と交流する豊かな体験活動の充実 」が挙げられていることはイメージしやすいと思います。活動例としては、
といったものが挙げられ、日常的な児童生徒の健康観察や、換気の確保や手指衛生などは必要としつつ、こうした機会の充実を図っていくことが重要であると述べています。
その一方で、「一人一台端末をはじめとするデジタル技術を一層活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現」といったそれまでとは大きく違った教育活動が急速に整備されていった面について、「各学校等において蓄積された多様な教育実践の工夫を活かしつつ、上記の優れた取組を取り入れながら、さらなる進化を図っていくことが必要」と述べられています。そして、文部科学省が作成したICT教育の活用事例を提供するWebサイト「StuDX Style」、オンラインの学習システム「MEXCBT」、学習支援コンテンツポータルサイト「子供の学び応援サイト」といったコンテンツ等を積極的に活用することが求められています。
こうして見てくると、「新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行後の学校教育活動について(周知)」の資料は、文章量は少ないながらも、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現を目指すために必要な、今後の教育活動の在り方がまとめられている重要な資料であると考えます。そういった意味で2023年夏の試験において、先述の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」(「出席停止の取り扱い」について、「学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令の施行について(通知)(令和5年4月 28 日)」も必ず一緒にみておきましょう)と併せて試験に出ることを想定してしっかり見ておきましょう。
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本気の皆様をお待ちしています。