東京アカデミー池袋校
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こんにちは。東京アカデミー池袋校 教採担当の曽我部です。
ゴールデンウィークが明けて少し時間が経ちましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
大学4年生になればこの時期に教育実習が始まる人が多く、とても忙しそうです。
少しでも時間に余裕があるうちに基礎固めしておきたいですね。
さて、今回のテーマは「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について」です。
近年、不登校児童・生徒の数が増加し続けています。
令和3年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小学校・中学校で約24.5万人、高等学校を合わせると約30万人もいることが判明し、過去最高となったことが公表されました。
小学生〜高校生は学力や人間力が伸び盛りで、その後の人生に大きな影響を与える重要な時期です。
にもかかわらず、これだけ多くの児童・生徒が学校に来ないのはとても不幸な状態で、何としてでも解決すべき重要課題だと言えます。
そこで、文部科学省が問題解決を図るべく出したのが「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策について」(令和5年3月31日)という通知です。
教員を目指す方にはぜひ一読して欲しいと思い、この通知を取り上げました。
この通知は、
1.不登校児童生徒が学びたいと思った時に学べる環境の整備
2.不登校児童生徒の保護者への支援
3.早期発見・早期支援のための福祉部局と教育委員会との連携強化
4.学校の風土の「見える化」*
の4本柱で構成されています。
*学校の風土=学校やクラスの雰囲気のこと
この中で一番多くのページを割いているのは「1.不登校児童生徒が学びたいと思った時に学べる環境の整備」についてです。まずは学びの受け皿を整備しようという発想ですね。
ここでは、希望する児童生徒が居住地によらずに学校に通えるよう、現在21校しかない不登校特例校を全国300校設置することを目指すなど具体的な施策が示されています。
不登校が無くなるのが一番ですが、まずは学びの受け皿を整えることで学習面での不利益を解消できるようにすることはとても重要だと感じました。
一日でも早く「誰一人取り残されない学びの保障」が確保される日が来て欲しいです。
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池袋校では、以下の講座を実施予定です。
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