東京アカデミー秋田校
ブログ
秋田県の教員を目指しておられる皆さん、こんにちは。東京アカデミー東北の伊藤です。
教職教養、一般教養、秋田県の教育施策、教科専門など筆記試験の勉強は進んでいますか?
今年の試験まで残り約2カ月に迫りました。ここからは本気モードに入って、「自分の教師像、将来像」を確立させる作業です。
特に、面接での回答は、表面上の体裁を整えただけの浅い一般論に終わってはいけません。
自己の経験や能力、資質を客観視し、「自分はいったい何ができるか」を深く考えた人から合格します。
採用後の姿、採用後に何ができるか、秋田の子どもの将来をどうしたいか・・・未来を予想しそれに向け深く掘り下げた人に、面接官の心が動きます。
面接全体での回答内容をイメージしてください。
受験生で多いのは、回答の内容がほぼすべて「過去の話を説明して終わる」、いわゆる「思い出話」タイプです。
言い回しとしては、回答の結びが
「大学時代は・・・・をがんばりました」
「講師の経験を通して・・・・身に付けました」
「民間企業では・・・において成長しました」など、
過去にがんばったこと、成果をあげたこと、身に付けたことなどを、思い出話のように説明して終わる言い方です。
面接官に「過去の経験の情報」だけを与えて、採用後の姿は「想像してください」ということでしょうか?
面接試験の目的、面接官の関心は、「この受験生は、採用後、教師として何をするだろう」「何ができるだろう」「子どもにどんなプラスになるだろう」という「未来」がすべてです。
受験生の過去の思い出話を聞きたいわけではありません。
面接では、
・採用後の未来を示すこと
・採用後、何ができるかを伝えること が大事です。
未来、採用後の姿を説明するのが面接です。
このことを理解している受験生であれば、例えば、こんな回答をするでしょう!
「大学時代のサークル活動で・・・の経験があります。ここでは部員同士がどうやって合意形成を進めていくか、このチーム内での協調や協働について多くを学びました。・・・ここで身に付けた、周りをうまく巻き込んでチーム全体を動かす力を、採用後、子どもたち、保護者、地域の人たちとの関わりの中で、存分に発揮してみせます」
サークルの経験だけを説明するのではなく、だから採用後、何ができるかを説明しています。
このように、採用後の再現性、未来を示す回答が大事だと考えて、これからシナリオの準備を深めていきましょう。
東京アカデミーでは、各種講座、模擬試験、教材等の提供を通して、皆さんの合格を後押しします。