東京アカデミー難波教室
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こんにちは、教員採用試験の予備校、東京アカデミー難波校の教員採用担当です。
昨日文科省が、令和4年度「英語教育実施状況調査」の結果について令和4年度「英語教育実施状況調査」概要 の公表がありました。平成30年「第3期教育振興基本計画」後の英語教育改善のための具体的な施策の現状について調査することで、今後の英語教育の充実や改善に役立て目的として実施されました。
大変興味深く教育現場での実態と課題が見れたように思います。
例えば
・小学校教師のうち中・高等学校英語免許状を所有している割合 → 6.9%(調査対象 24,008人/ 347,348人)
・中学生や高校生の英語力(都道府県/指定都市別)
・児童生徒や英語担当教師の英語による言語活動の状況
・外国語指導助手(ALT)等の参画状況→ほぼ全ての学校においてALTが参画しているが、ALTが参画した授業時数の割合は、学校種が上がるにつれて下がる傾向にある。英語の授業以外での児童生徒との交流は、一層の活用の余地がある
・ICT機器の活用状況→ICT機器を活用していると回答した割合は、全ての学校種で95%を超えている
・小学校・中学校・高等学校の連携に関する状況→小学校との連携に取り組んでいる中学校の割合は75.5%、連携形態については、情報交換(授業参観、年間指導計画の交換等)が最も多い。
生徒の英語力向上に関する分析として
〇生徒の英語力の向上には、相関分析や取組の変化に着目した経年変化分析の結果、「生徒の言語活動の割合」「英語教師の英語力や発話の割合」 「ICTの活用(発表や話すことにおけるやり取りをする活動)」等が影響を与えている。
〇今回新たに把握した、CEFR B1(英検2級)レベル相当以上の英語力を有する生徒の割合が高い高等学校では、ICTを活用した言語活動やALTによる授業外の活動を行っている学校が高い割合でみられた。
⇒生徒の英語による言語活動を増やすこと、言語活動の取組でICTやALTを効果的に活用すること、教師が英語力を高め授業で積極的に英語を使用することなどが、生徒の英語力の向上に必要。
とのことです。今後教育現場で小学校や中高英語の先生はぜひ注目してご確認ください。