東京アカデミー金沢校
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こんにちは、東京アカデミー金沢校の加藤です。
日本の原風景、いつまでも残していきたいものです。
第112回看護師国家試験から、新出題基準(令和5年版)が適用されました。
新出題基準については、コチラ👇からご確認いただけます。
厚生労働省HP ~
「看護師国家試験出題基準 令和5年版」(クリック/またはタップ)
ただし、全85ページ💦と莫大な量があるので、全てをチェックするのは非常に困難です。
そこで、出題基準にどのような変更があったのか?/その特徴は?/新しく加わった項目の中で、第112回看護師国家試験で出題されたのは具体的にどんな問題だったのか? などを、今後のブログで分かりやすく取り上げていきたいと思います。😀
さて、本題に戻りますが、看護師国家試験の出題基準は4~5年ごとに変更されます。それは、いったいどうしてなのでしょうか? (問題を作成するほうも勉強するほうも大変ですよね …😥)
さまざまな理由や要因が推測されますが、「今の世の中で、どのような看護師さんが求められるのか」が一つのカギであるのは間違いないでしょう。
日々変化する社会情勢を受け、求められる看護師像も変わっていくので、出題基準は時代とともに新しくしていかなければならない、というわけですね。
現代社会の特徴としては、やはり「超高齢化社会」という現実が真っ先に思い浮かびます。
厚生労働省では、2025年をめどに、重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の実情に合った医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築を進めています。
「地域包括ケアシステムの構築」という大変重要な取り組みの真っ只中で、「病院以外の職場」で働く看護師さんがこれまで以上に必要とされるという実情が、新出題基準にはしっかりと反映されています。
ちなみに、第112回看護師国家試験では、新出題基準に新しく加わった項目を題材とした問題が、合計34問出題されました。
そのうち、「老年看護学」からが7問、「在宅看護論/地域・在宅看護論」からが6問、「看護の統合と実践」からが6問を占めています。
「超高齢化社会」や「地域包括ケアシステム」に関連する分野からの割合が高かったことが、数字のうえからも明らかに分かりますね。
令和5年版出題基準のポイントとして、ぜひ押さえておきたいところです。
もちろん、社会情勢は「超高齢化」だけでなく、いろいろな場面において刻々と変化していきます。
世の中の動きには、常にアンテナを張っておきましょう。😉