東京アカデミー福岡校
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皆さんこんにちは。東京アカデミー福岡校です。
先週の日曜日は第113回看護師国家試験対策【第1回全国公開模試】の会場実施日でした。受験された方もこれから学校で受験するという方もいるかと思います。模試の活用も試験対策に有効です。うまく活用していってほしいものです(活用の仕方などについては過去のブログ記事やこれからのブログの中でご紹介していきます)。
さて、今回は一般問題についてお話ししようと思います。
看護師国家試験の一般問題は全11科目について出題されるものです。全240問の内、130問が一般問題です。第112回試験では基本的な頻出項目に加え、令和5年版出題基準より追加された項目(心周期やパッチテストなど)が多く出題されています。
一般問題は知識を問う問題だけではなく、短い状況設定をつけた問題(問題文が3行以上あり、ミニ状況設定問題であるともいえます。)も出題されます。
短い状況設定をつけた問題は、年齢や疾患などの情報から、その患者にあった対応を考える問題です。第112回試験では20問出題されており、「読み解く力」が必要となります。状況設定問題にも必要となる力ですので、普段から本や新聞を読むなど、文章や活字に触れるよう心がけましょう。
それでは実際に第112回試験で出題された一般問題をいくつかご紹介していきます。
午前56 入院中の高齢者への看護師の対応で適切なのはどれか。
正答 4(出題基準:老年Ⅲ-9-D 正答率98.6%)
午後42 成人に対する自動体外式除細動器<AED>の使用で正しいのはどれか。
正答 1(出題基準:基礎Ⅱ-5-E 正答率99.1%)
午前71 Aさん(70歳、男性、要介護1)は脳梗塞の後遺症で左不全麻痺がある。家屋内は杖を使用して移動が可能である。Aさんから「入浴が不安なので安全な方法を教えてほしい」と訪問看護師に相談があった。
Aさんへの助言で適切なのはどれか。
正答 4(出題基準:在宅Ⅱ-7-E 正答率92.7%)
午後72 Aさん(58歳、男性)は外国籍の妻(40歳)と10年前に結婚し、2人で暮らしている。虚血性心疾患と診断され、外来看護師による生活指導を妻と一緒に受けることになった。初回の面談で、Aさんは「10年間で体重が10kg増えました。妻の母国の習慣で味が濃いおかずや揚げ物とご飯を1日に何度も食べています。最近、2人とも運動をしなくなりました」と話した。
このときの外来看護師のAさんと妻への最初の対応で適切なのはどれか。
正答 1(出題基準:統合Ⅲ-3-B 正答率98.0%)
知識を問う問題に比べ、問題文が長いことがよくお分かりいただけたかと思います。
今回ご紹介した問題以外については、東京アカデミーHPの「看護師国家試験 過去問と解答」にて確認することができます。6年分の過去問題に挑戦することができるページとなっています。過去問題を上手に活用してくださいね。
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