【教員採用試験】2023年夏試験　教育時事予想問題　解答編①  

皆さん、こんにちは！

教員採用試験対策の予備校　東京アカデミー東京校の滝口です。

 

昨日の予想問題はいかがでしたでしょうか？今回は昨日の問題の解答解説編です。

まだ解いてないよ！という方はぜひ一度、解いてから読んでください！

→【教員採用試験】2023年夏試験　教育時事予想問題　問題編①（2023/5/28）

 

 

予想問題その１　解答解説

さて、先日の予想問題ですが、「こども基本法」の基本理念からの出題でした。

「こども基本法」は 6 つの基本理念を定めており、下記となります。

 

①全てのこどもについて、個人として尊重されること・基本的人権が保障されること・差別的取扱いを

　 受けることがないようにすること

②全てのこどもについて、適切に養育されること・生活を保障されること・愛され保護されること等の福祉に係る

　権利が等しく保障されるとともに、教育基本法の精神にのっとり教育を受ける機会が等しく与えられること

③全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会・多様な

　社会的活動に参画する機会が確保されること

④全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、意見の尊重、最善の利益が優先して考慮されること

⑤こどもの養育は家庭を基本として行われ、父母その他の保護者が第一義的責任を有するとの認識の下、十分な養育の

　支援・家庭での養育が困難なこどもの養育環境の確保

⑥家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境の整備

 

今回の予想問題の選択肢は次のとおりで、原文の内容と比較すると……

1.  全てのこどもについて、個人として尊重されること・基本的人権が保障されること・差別的取扱いを

　 受けることがないようにすること 

2.  全てのこどもについて、適切に養育されること・生活を保障されること・愛され保護されること等の福祉に

　 係る権利が等しく保障されるとともに、日本国憲法の精神にのっとり教育を受ける機会が等しく与えられること

3. 全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会・多様な

　社会的活動に参画する機会が確保されること

4. 全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、意見の尊重、最善の利益が優先して考慮されること

5. こどもの養育は家庭を基本として行われ、父母その他の保護者が第一義的責任を有するとの認識の下、十分な養育の支援・家庭

　での養育が困難なこどもの養育環境を確保すること

 

選択肢2の一部（赤く色づいている箇所）が違うことが分かります。

ということで正解は選択肢2でした！

 

いかがでしたでしょうか？今回はこの内容の中の非常に基本的なところからの出題でした。

条文全体の要旨ともなるポイントになりますので、しっかり押さえておきましょう！

原文については、下記よりご覧いただけますので、確認してみましょう！

こども基本法 / こども家庭庁ＨＰ

 

今後も最新教育時事の予想問題を載せていく予定ですのでお楽しみに！

ぜひチャレンジしてみてください！