東京アカデミー広島校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー広島校の教員採用試験担当です。
さて、『令和5年度広島県・広島市教員採用候補者選考試験』の「教職教養試験」での的中問題をご紹介するにあたり、2022.9.8ブログから「広島県・広島市過去問に挑戦!」と題し、投稿してきましたが、2023.5.18ブログから、最新教育時事をもとにこれから出題されるであろう「予想問題」を投稿しております。
第14回目は、【次期教育振興基本計画について(答申)】からです。
問 下の文は,「次期教育振興基本計画について(答申)」(令和5年3月8日中央教育審議会)「Ⅱ.今後の教育政策に関する基本的な方針」の一部である。文中の下線部a~fについて,正しいものを○,誤っているものを×としたとき,正しい組合せはどれか。次の 1~ 6 から 1 つ選べ。
(2)日本社会に根差したウェルビーイングの向上
〇 ウェルビーイングとは身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など将来にわたるa持続的な幸福を含むものである。また、個人のみならず、個人を取り巻く場や地域、社会がa持続的に良い状態であることを含む包括的な概念である。
〇 日本社会に根差したウェルビーイングの要素としては、「幸福感(現在と将来、自分と周りの他者)」、「学校や地域でのつながり」、「協働性」、「利他性」、「多様性への理解」、「サポートを受けられる環境」、「社会貢献意識」、「自己肯定感」、「自己実現(達成感、キャリア意識など)」、「心身の健康」、「安全・安心な環境」などが挙げられる。これらを、教育を通じて向上させていくことが重要であり、その結果として特に子供たちの主観的な認識が変化したかについてbコンテンツを収集していくことが求められる。なお、c協調的幸福については、「d大衆迎合」につながるような組織への帰属を前提とした閉じた協調ではなく、他者とのつながりやかかわりの中で共創する基盤としての協調という考え方が重要であるとともに、物事を前向きに捉えていく姿勢も重要である。
〇 ウェルビーイングとe学力は対立的に捉えるのではなく、個人のウェルビーイングを支える要素としてe学力や学習環境、家庭環境、地域とのつながりなどがあり、それらの環境整備のための施策を講じていくという視点が重要である。また、社会情動的スキルやいわゆるfメタ認知能力を育成する視点も重要である。さらに、組織や社会を優先して個人のウェルビーイングを犠牲にするのではなく、個人の幸せがまず尊重されるという前提に立つことが必要である
1 a-× b-○ c-× d-○ e-× f-○
2 a-○ b-× c-× d-○ e-○ f-○
3 a-× b-○ c-○ d-× e-× f-×
4 a-○ b-× c-○ d-× e-○ f-×
5 a-× b-○ c-× d-× e-○ f-○
6 a-○ b-○ c-× d-○ e-× f-○
正答 4
bエビデンス d同調圧力 f非認知
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