東京アカデミー広島校
ブログ
こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー広島校の教員採用試験担当です。
さて、『令和5年度広島県・広島市教員採用候補者選考試験』の「教職教養試験」での的中問題をご紹介するにあたり、2022.9.8ブログから「広島県・広島市過去問に挑戦!」と題し、投稿してきましたが、2023.5.18ブログから、最新教育時事をもとにこれから出題されるであろう「予想問題」を投稿しております。今回が最後の問題となります。
第16回目は、【生徒指導提要(改訂版)】からです。
問 「生徒指導の構造」に関して、生徒指導提要(令和4年12月改訂 文部科学省)において示されている内容として,適切なものの組合せを選びなさい。
① 発達支持的生徒指導は、日常の生徒指導を基盤とし、特定の課題を意識することなく、全ての児童生徒を対象に、学校の教育目標の実現に向けて、教育課程内外の全ての教育活動において進められる生徒指導のことである。
② 発達支持的生徒指導は、日々の教職員の児童生徒への挨拶、声かけ、励まし、賞賛、対話、及び、授業や行事等を通した個と集団への働きかけが大切であり、児童生徒の課題等がないため、スクールカウンセラー等の協力を得ずに教員だけで進めていくことが基本である。
③ 課題予防的生徒指導は、組織的・計画的な課題未然防止教育と課題の予兆的段階や初期状態における指導・援助を行う課題早期発見対応から構成される。
④ 課題早期発見対応では、課題の予兆行動が見られたり、問題行動のリスクが高まったりするなど、気になる一部の児童生徒を対象に、深刻な問題に発展しないように、初期の段階で校外の教育委員会等、警察、病院、児童相談所、NPO 等の関係機関との連携・協働による課題対応を行う。
⑤ 発達支持的生徒指導や課題予防的生徒指導(課題未然防止教育)と課題早期発見対応や困難課題対応的生徒指導は、円環的な関係にあると言えるため、これからの生徒指導においては、特に常態的・先行的(プロアクティブ)な生徒指導の創意工夫が一層必要になると考えられる。
ア ①②③ イ ①③⑤ ウ ①④⑤ エ ②③④ オ ②④⑤
正答 イ
【解説】
②スクールカウンセラー等の協力を得て、共生社会の一員となるための市民性教育・人権教育等の推進などの日常的な教育活動を通して、全ての児童生徒の発達を支える働きかけを行う。
④初期の対応では、主に、学級・ホームルーム担任が生徒指導主事等と協力して、機動的に課題解決を行う機動的連携型支援チームで対応する、とある。
いかがでしたか?また上記を含む予想問題は、Twitterでも発信していますよ!
是非、下記リンクからフォローをお願いいたします!
第1次選考試験対策 『直前講座〈教職教養〉』 次回7月2日(日)~開講!
第2次選考試験対策 『2次試験対策〈講義編/応用実践編〉』
☝希望する講座をクリック!