東京アカデミー青森校
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こんにちは。青森県・青森市など公務員試験の予備校=東京アカデミーの佐井です。
6月4日のブログで、地方公務員試験は『時事問題』の出題についてお知らせしましたが、今年5月に実施された試験では、どんな異分野から出題されていたでしょうか。
時事問題は、その事柄の正誤だけでなく、前回との比較や推移も押さえておかなければなりません。
東京特別区Ⅰ類、東京消防庁Ⅰ類で2022年7月の「参議院議員通常選挙」について出題がありましたので、紹介いたします。
国政選挙の翌年は選挙の動向についての出題が見られます。
6月の地方公務員A日程でも出題される可能性がありますので、事前に目を通しておくとよいかもしれません。
【東京特別区Ⅰ類】
昨年7月に行われた第26回参議院議員通常選挙に関する記述として、妥当なのはどれか。
1.期日前投票者数は約1,961万人となり、2017年に行われた衆議院議員総選挙を約255万人上回り、国政選挙では過去最多となった。
2.選挙区の投票率は48.80%となり、2019年に行われた参議院議員通常選挙の投票率を下回った。
3.女性当選者数は35人で、2016年と2019年に行われた参議院議員通常選挙の28人を上回り、参議院議員通常選挙では過去最多となった。
4.比例代表の得票率2 %以上という、公職選挙法上の政党要件を新たに満たす政治団体も、政党要件を満たさなくなる政党もなかった。
5.今回の通常選挙から合区を導入したことで選挙区間の「一票の格差」が最大3.03倍となり、2019年に行われた参議院議員通常選挙より最大格差が縮小した。
正解 3
【東京消防庁Ⅰ類】
2022年7月10日に実施された第26回参議院議員通常選挙に関する記述として、最も妥当なものはどれか。
1. 自由民主党は単独で改選定数の過半数を確保した。
2. 立憲民主党は議席を増やし、野党第一党の地位を守った。
3. 新たに議席を獲得する政党は現れなかった。
4. 女性候補者が35人当選したが、過去最多を更新することはできなかった。
5. 投票率(選挙区選)は前回よりも低下し、史上初めて50%を下回った。
正解 2
投票率や女性候補者の当選数で同じような選択肢が見られます。
「投票率52%、前回よりも上回った」
「女性候補者の当選者数が35人、過去最多の当選者数」
をまとめておきましょう。
時事問題は、今年行われた本試験問題を見ておくことをおススメします。