東京アカデミー京都校
ブログ
みなさんこんにちは!東京アカデミーの公務員試験担当です。
自治体志望者の応募書類の添削や面接練習を日々させて頂いて思うことがあります。志望動機や希望する職務内容として、「子育て支援」であったり「観光振興」、「福祉に関すること」を目にする(耳にする)機会が多いですが、「環境衛生」の分野について関心を持たれている方をあまり見かけません。しかし「環境衛生」の分野は、日々の生活に直結する、自治体のお仕事としてとても重要な分野です。もしかすると、職務内容があまり知られていないから、関心が薄いのかもしれない。その様に感じたので、今回は市町村の環境衛生に関する職務内容の一部をご紹介することにしました。
家庭(一部お店等の事業所)から出るごみの収集・運搬。家庭ごみの収集は、市町村が外部に委託している場合が多いです。またごみの分別の推進も大きなお仕事となっています。みなさんは、ちゃんと自治体のルール通りに分別していますか? 🤨
山や川などに、タイヤなどの大きなごみが捨てられていることがありますよね。😥そんなごみの対応をするのも市町村のお仕事(※廃棄場所による)。悪質な場合は警察と連携する場合もあります。
自分たちの町をきれいにする住民への支援をすることもあります。地域住民との交流から、より良い環境づくりのヒントがあります。
受動喫煙が問題となっている昨今。特に観光地等の人通りが多い地域では、路上喫煙禁止エリアを設定したり、指定喫煙所の設置や移動等を行い、望まない煙による被害が軽減するように対策がされています。
犬を飼うためには役所に届け出が必要で、実は畜犬(飼い犬)の登録は市町村のお仕事です。また、野良猫へのエサやりなど、衛生上問題な行為を注意・指導することもあります。
以下の取り組みも行っています。
・ごみの排出量の削減(近年は食品ロスの削減や、ビニール袋等のプラスチック製品の排出量削減に特に力入れている自治体が多い)
・電気自動車の利用や太陽光発電パネルの設置を促進するための補助制度等の運用
「大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染、騒音、振動、地盤沈下や悪臭」などによって生活環境が害された際の相談対応や、現場対応などを行います。
ほんの少しご紹介しただけでも、環境衛生にはこれだけのお仕事があります。
その他にも、環境に関するイベントの企画・運営のお仕事も。「子どもたちに自然にふれてもらう」「地域住民をごみ処理施設やリサイクル施設に案内して、ごみへの関心を高めてもらう」など、楽しそうなお仕事がたくさんありますね。
「市民が健やかに、そしてこれからはもっと環境に配慮した生活」を送るために必要不可欠な業務です。志望先の自治体のお仕事も、もっとたくさん調べてみてくださいね。
※4月生の講義は4/9に開講いたしましたが、実施済みの講義につきましては
映像フォローにて視聴可能となりますので、4月生の料金で申込受付中です!