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週刊高卒公務員ブログ～具体例でご紹介！伝わるエントリーシート～
みなさんこんにちは。東京アカデミーの公務員試験担当です
公務員試験だけではなく、民間企業でも課されることの多いエントリーシート（ES）ですが、面接カード、志願書などいろいろな言い方をすることもあります。
エントリーシートの役割は、採用する側（面接官など）が、「受験生はどのような人なのか」を知るための資料ですが、そのために様々な内容が課題として問われています。
「自分がこれまで頑張ってきたことや経験してきたこと、学んできたこと」をアピールできる絶好の機会と捉え、前向きに記入しましょう。
主な記載内容下記の通りです。
- 志望動機
公務員に「なぜなりたいか」ということだけでなく、公務員になって「何をやりたいか」を自身の経験を交えながら具体的に書く。
- 自己PR
長所を書くのが基本であり、否定的・消極的な表現は避ける。また、長所を今後どのように仕事に活かすのかということまで言及するとさらによい。
- 長所・短所
短所は表現に気を付け、改善意欲が伝わるような表現などを補い、マイナスポイントとならないように注意しましょう。また、長所が思いつかない…という場合は、短所を長所に変換するのも一つの方法です。
例えば…プライドが高い→負けず嫌い、心配性→計画性がある
- 体験（印象に残っていることなど）
深く突っ込まれても答えられるような内容とすること。また、志望する職務に活かすことができる経験を記入する。
残念な例をご紹介！
限られたスペースで、自身をアピールするのがエントリーーシートです。しっかりと想いを伝えることができていない、もったいないスペースの使い方をしている具体例をご紹介します。
残念な志望動機
私は○○市の観光をさらに発展させたいと考え志望しました。○○市はお城や古墳などの伝統的な場所や、桜がきれいな○○川など、自然豊かな場所がたくさんあります。特に○○川沿いで開催される桜まつりは、毎年大勢の人が集まります。
そのような場所をもっとPRしていきたいと考えています。
【解説】
限られた記述スペースの中で、下線部のような既存の事実を長々と書く必要はありません。（採用担当者は、もちろん知っていることですよね。）
具体的な観光振興に関する取り組みを上げ、その取り組みになぜ魅力を感じているのか、そしてどのように関わっていきたいのかを書きましょう！
残念な志望動機2
私が○○市を志望する理由は、1.子育て支援を通して、安心して子育てができる環境を整えたいと考えているからです。私は2.○○市が子育て支援に力を入れていることをテレビで知り、その魅力を感じました。私の3.「誠実な対応力」を活かし、子育て世帯を支援していきます。
【解説】
1. 子育て支援施策を行うのは、市町村の役割です。これだけでは○○市の志望理由とはなりません。なぜその市でなかればいけないのかを示す必要があります。
2. テレビで知ったことだけで志望先を決定したという軽い印象を受けます。テレビで知ったことはあくまできっかけで、その後積極的に施設等に足を運んだ等、行動に移したことをアピールするべきです。
3. 「誠実な対応力」だけでは、何の根拠もありません。具体的な経験などを示したうえで、身につけた力をどのように職務に活かすかを書きましょう。
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