東京アカデミー高知教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当:石井です。
6/17 令和 6年度高知県公立学校教員採用候補者選考審査 教職・一般教養 筆記試験につきまして、解答速報会(WEB採点会)を実施しています。多くの方にご参加いただき、心より感謝申し上げます。少しでも採用試験対策のお役に立てましたら幸いです。
ご入力いただきました内容をもとに、筆記試験 教職・一般教養を振り返ってみたいと思います。
【令和 6年度高知県公立学校教員採用候補者選考審査 教職・一般教養を振り返って】
コロナウイルスの影響で、令和3、4年度の筆記審査 教職・一般教養は実施されませんでしたので、令和2、5年度と比較してみると、出題分野に大きな違いはありませんでした。
最新教育時事については、6問が令和4年度中に出された資料から出題されており、高知県教職教養対策においてはこれまで同様、最新教育時事対策は欠かすことができないといえます。
令和6年度の試験においては、すべて「第3期高知県教育振興基本計画」からの出題となっていました。これまで頻出であった「第3期高知県教育振興基本計画」ですが、令和5年度が運用の最終年度となるため、次年度は「第4期高知県教育振興基本計画」からの出題が予想されます。『対話型AIの発展や「ウェルビーイング(Well-being)」という考え方』といった社会の動向を踏まえて作成するとありますので、これまでの計画とは違った新しい面についてしっかりと見ていく必要があります。
空欄補充においては、本文の重要な単語や用語であればしっかりと暗記することが大切です。全く見たことのない文章であれば、前後の内容から推測して最適な解答を選択するようになります。そういった意味では、問4日本国憲法第99条で「1.遵守」を選択した方が多かったことにはなるほど、と思う気持ちがあります。他にも、問25人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ]では、「児童生徒に対しては、人権に関わる資質・能力を(③トータルに)身に付けさせる必要があり、」が正解ですが、(③個に応じて)を選択した方が多くいたことにもうなずくことができます。こじつけになるかもしれませんが、少し前の文章に、「これらの側面の育成を総合的に位置付けることが望ましい。」とありますので、そこと繋げて「トータルに」をイメージするとよいです。
問11解説:選択肢4は、趣旨・目的に含まれていませんし、小学校1年生ではなく、小学校高学年から導入、と示されています。
問16解説:ウォルフガング・ブレツィンカ 教育書「教育学から教育科学へ」
問18解説:選択肢2は、「必要に応じ、都道府県教育委員会や特別支援学校が市区町村教育委員会の求めに応じた助言等を行うこと」が正しい内容になります。
問30:「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」選択肢1.日本語指導が必要な児童生徒数は年々増加している。
今回は、令和6年度高知県公立学校教員採用候補者選考審査 教職・一般教養を振り返り、要点をまとめてみました。良い結果が出ることを心よりお祈りいたします。
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本気の皆様をお待ちしています。