東京アカデミーお茶の水校
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こんにちは!東京アカデミー津田沼校の小椋です。
今回は「千葉県の政策」についてお話しします。
千葉県では基本理念として
【千葉の未来を切り開く「まち」「海・緑」「ひと」がきらめく千葉の実現】を掲げています。
千葉県のHPで『千葉県 総合計画』を確認するようにしましょう。
千葉県の抱える課題を11個挙げ、それらに対して目指す10年後の姿を6つの基本目標として掲載しています。
以下『総合計画』から引用します。
千葉県の抱える11個の課題
①感染症・災害等のリスクの増大への対応
②くらしの安全・安心の確保
③人口減少・少子高齢化への対応
④社会経済情勢の変化への対応
⑤半島性の克服と活用
⑥医療・福祉ニーズの増加と健康志向の高まりへの対応
⑦環境保全・持続可能な社会づくり
⑧価値観・ライフスタイルの多様化への対応
⑨デジタル社会の推進
⑩SDGsの推進
⑪行財政改革の推進
千葉県が目指す10年後の姿は以下と定めています。
Ⅰ危機管理体制の構築と安全の確保
感染症や災害に対する迅速かつ的確な危機管理体制を構築している千葉。
様々な災害に対する防災基盤等の整備が進んでいる千葉。
防犯対策と交通安全施策が行き届いている安全・安心な千葉。
Ⅱ千葉経済圏の確立と社会資本の整備
社会経済環境の変化を確実に取り組み地域経済が活性化している千葉。
農林水産業が魅力ある力強い産業に育っている千葉。
交通ネットワークの整備と社会資本の充実が進む千葉。
Ⅲ未来を支える医療・福祉の充実
健康で生き生きと安心して暮らせる千葉。
誰もが住み慣れた地域で個性豊かにその人らしく暮らせる千葉。
Ⅳ子供の可能性を広げる千葉の確立
誰もが希望通りに妊娠・出産・子育てができる千葉。
児童生徒一人一人の可能性を広げ社会で活躍できる人材を育成する千葉。
Ⅴ誰もがその人らしく生きる分かり合える社会の実現
誰もがその人らしく生きていくことが出来る千葉。
多様な主体が連携・協働し様々な課題に取り組んでいる千葉。
Ⅵ独自の自然・文化を生かした魅力ある千葉の創造
様々な「千葉」の魅力の活用により人々が集う千葉。
豊かな自然環境が守られ、活用されている千葉。
誰もが文化芸術・スポーツに親しめる千葉。
そして、11の課題に対応するための6つの基本目標(10年後の姿)を実現するためにそれぞれの目標を細分化し、
政策分野として具体的な取組を掲げていますので必ずチェックするようにしましょう。
例えば防災における分野においては、令和元年房総半島台風等の一連の災害の経験を生かし、以下の推進を具体的な取組としています。
◇大規模停電に対応できるよう、再生可能エネルギーを含めた発電方式の多様化、災害に強い送電網の構築など、電力の強じん化。
◇停電や通信遮断、断水に備えるために、上下水道・工業用水道施設、河川管理施設、医療機関、社会福祉施設の停電対策や、
上下水道・工業用水道施設の浸水対策等の推進。
◇災害時に電線等に架かるおそれのある樹木の予防伐採や倒木処理の迅速な手続等を進めるため、
関係事業者との連携を強化するほか、倒木被害森林の復旧や、
市町村道等のインフラ施設周辺における倒木被害の未然防止につながる森林整備の支援。
◇令和元年10月25日の大雨により県内各地で甚大な浸水被害が発生したことを踏まえ、
一宮川等において河川整備計画に基づいた整備を進めるとともに、河川の治水機能を最大限発揮するため、
河道内の竹木伐採・堆積土砂の撤去等の実施。
◇災害時における道路の通行を確保し、応急対策活動を円滑に実施できるよう、緊急輸送道路の整備や道路のり面対策の推進。
◇電柱倒壊などによる道路閉塞を防止するために無電柱化。
各政策分野の詳細は、以下のURLからそれぞれご確認ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/seisaku/sougou/aratanakeikaku.html
まとめ
千葉県は、県づくりの方向性として県内を6つのゾーンに分けて、それぞれの特色に合わせた構想を立て、
施策横断的な視点を施策に取り入れることも掲げています。
今年2次試験の方は、もうあまり時間がありませんので、
最低限「概要版」を、次に「冊子版」の「表紙~はじめに~目次」の
特に「千葉県総合計画 ~新しい千葉の時代を切り開く~【体系図】」に目を通して、
可能ならばご自身の志望動機ややりたい仕事に取り込みましょう。
その上で、まだ時間があれば、興味のある項目について、「冊子版」を読み込んでおきましょう。
来年受験を目指す方は、ぜひじっくり全てを読んでみてください。
引用元https://www.pref.chiba.lg.jp/
東京アカデミーでは公務員を目指す皆さんを応援しています。