東京アカデミー広島校
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こんにちは、教員採用試験の予備校、東京アカデミー広島校の教員採用試験担当です。
これまでもブログで定例県議会について何度か取り挙げましたが、今回は令和5年6月定例県議会の「県議会における教育関係の質問と答弁(令和5年6月定例会)」(※これは令和5年6月定例県議会における質問のうち,県教育委員会が作成した教育関係分の未定稿速報です。)についてです。
質問項目に対して、県教育委員会が答弁を作成しておりますので、現状についてや、今後の取組み、方向性が示されています。
これから採用試験を受験される方は、面接試験での回答にも役立つと思います。是非ご一読ください。
掲載ページはコチラ☞『県議会における教育関係の質問と答弁』
今回の内容で、面接試験等でもしかすると聞かれるかも⁉しれない興味深いものを挙げておきます。
〈質問項目〉
○教育現場での生成AIの活用について:生成AIの持つ可能性やメリット、子供への影響などのデメリットを踏まえて、今後、教育現場でどのように活用していくのか、教育長の所見を伺う。
(答)学習指導要領では、「学習の基盤となる資質・能力」の一つとして、「情報活用能力」が位置付けられており、急速に情報技術が進展する中で、各教科等の特質に応じて、適切な学習場面で情報活用能力を育成していくことが重要であると認識している。
こうした中で、Chat GPT等のいわゆる生成AIの教育現場での活用の可能性につきましては、授業中にグループ学習の途中で生徒たちが気付かない視点を得たり、高度なプログラミング学習の場面において、生徒が作成したプログラムの改善の参考にしたりすることなどが考えられる。
一方で、生徒が自ら作成した文章か生成AIを使って作成した文章かを判断できないことや、事実とは異なる内容が表示される場合があることなど、様々な議論や懸念の声があるものと承知している。
そのため、教育現場での活用に当たっては、児童生徒の批判的思考力や創造性への影響などの視点から、どのように生成AIを活用することが有効であるかといったことなどの整理が必要であると考えている。
県教育委員会としては、生成AIの活用について、様々な視点から、その効果と課題を検討する機会を設けるとともに、文部科学省が夏前を目途に策定・公表を予定しているガイドラインの内容など、国の動向を注視し、教育現場における活用の在り方について検討していく。
◎ガイドラインの公表時期によっては、2次試験の面接試験で取り挙げられないかもしれませんが、広島県教育委員会の動向は注視しておきましょう!
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