東京アカデミー秋田校
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秋田県の教員採用試験合格を目指しておられる皆さん、こんにちは。東京アカデミー東北の伊藤です。
一次試験が目の前になりました、対策は仕上がっている、もしくは、最終の詰めをしている段階だと思います。
秋田県の筆記試験の点数を1点でも伸ばすため、すでに実施された今年の他県の問題をチェックしましょう。
すでに実施された自治体の教養試験では、皆さんもよくご存知の通り、『生徒指導提要(2022年12月)』と『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)』からの出題が多いのが特徴です。これが今年の目玉になるのは、予想通りで、皆さんも十分に理解されていると推察します。
今回は、上記の目玉以外の出題から。北海道、札幌市の問題を1問、取り上げます。
2022年8月31日に出された次の通知からの出題です。
北海道、札幌市の問題では、「改正等の趣旨」から、重要語句の穴埋め問題が出されていました。まだ、確認できていなかった方がおられたら、覚えてしまいましょう。
北海道、札幌市で問われた箇所は、下線を引いている2箇所の語句でした。
また、上記の赤文字の箇所に関する内容として、適切なものを選ばせる問題が併せて出題されていました。
赤文字の箇所の具体的な内容は、同通知の中に、以下の5項目が書かれています。
1 教師に共通的に求められる資質能力を、〈1〉教職に必要な素養、〈2〉学習指導、〈3〉生徒指導、〈4〉特別な配慮や支援を必要とする子供への対応、〈5〉ICT や情報・教育データの利活用の5つの柱で再整理したこと。(三の3(2)関係)
2 新たな教師の学びを実現していくための仕組みとして、研修等に関する記録を活用した資質の向上に関する指導助言等について、その基本的な考え方を明記したこと。(二の1(1)関係)
3 研修等に関する記録を活用した資質の向上に関する指導助言等を通じた所属教師の資質向上など、所属教師の人材育成に大きな責任と役割を担っている校長に求められる資質能力を明確化するとともに、校長の指標を、教員とは別に策定することを明記したこと。(三の3(1)関係)
4 各学校の課題に対応した協働的な学びを学校組織全体で行い、その成果を教職員間で共有することにより、効果的な学校教育活動に繋げるよう、お互いの授業を参観し合い、批評し合うことも含め、校内研修を活性化させることを明記したこと。(二の1(2)及び五の1関係)
5 研修の性質に応じて、研修後の成果確認方法を明確化し、特にオンデマンド型については、知識・技能の習得状況を確認するテストも含め、研修企画段階から成果の確認方法を設定することを新たに規定したこと。また、教科指導については、指導主事による定期的な授業観察・指導助言に関し、オンラインの活用も考慮した効果的・効率的な実施体制を整備することを明記したこと。(二の1(3)関係)
なお、同通知は文部科学省HPに掲載されています。ここをクリックで移動できます。
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