東京アカデミー新潟校
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看護師国家試験の合格に向けて、対策を進めておられる皆さん、こんにちは。東京アカデミー新潟校です。
今回は、皆さんすでによくご存じと思いますが、万一、知らない人がいたら大ごとなので、改めて、「プール制」について確認しましょう。
看護師国家試験では、過去に出題された問題を、そのまま、あるいはアレンジして繰り返し出題する「プール制」が取られています。
国家試験の質や難易度を一定のものにするのがねらいの1つです。新問を作成する手間や労力、費用も抑えられます。
「国家試験の過去問を繰り返し解きましょう」とよく言われているのは、このプール制があるからです。
実際に、国家試験問題のうち約4問に1問がプールされている問題からの出題となっています。
特に必修問題はこの傾向が強く、前回の第112回看護師国試では、必修問題50問中30問以上が、過去問題もしくはその改題でした。
過去問をしっかり理解していれば、解けたはずです。
しかし、何となく過去問を解いている。正解できればそれで終わりのような、過去問をなぞっているだけの勉強ではダメです。
出題の意図や周辺知識が分かっていないと解けないように「過去問が改編」されます。
過去問題を解くときの勉強法
1.その問題の周辺の知識を合わせて勉強すること
なぜこの選択肢が正解だったのか? それ以外の選択肢はどこが違ったのか?という調べは当然。
それ以外にも、教科書や参考を見返しながらその分野の周辺知識を見直しましょう。
プール制ではまったく同じ問題の出題よりも一部が改編されて出題されることが多いので、きちんと理解できていないと解けないことがあります。
2.最低でも1年分につき3周、過去5年間分は解き直すこと
過去問を1回解いたくらいでは、すぐに忘れてしまいます。
最初に解いたときに正解できたかどうかを記録し(問題の横に、7/15〇など)、少し日を明けてから2回目、3回目を解いていきましょう。
もちろん、毎回、簡単にでも周辺知識は確認します。
必修問題はプール制問題の割合が高いので、特に念入りに過去問題を解き、周辺知識をまとめることに時間を割きましょう。
また、過去の必修問題の中でも正答率が70%を超えている問題が再出題されやすいので、そういった問題を繰り返し解きましょう。
お知らせ)新潟校では、この夏休み期間に、新潟校の教室での対面LIVE講義の夏期講習会を2種類開講します。担当講師は、県内の看護学校からも人気の高い、あの小池先生です。 模試の結果が今一つであった方、まだ、まったく勉強を始めていない方などは、ここで大事な知識を覚えてしまいましょう。
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