東京アカデミー神戸校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です。
7/4に文部科学省より、主として対話型の文章生成 AI(ChatGPTなど) についてのガイドラインが公表されました。
「初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン」の作成について(通知)2023(令和5)年7月4日(PDF)
ChatGPTについては、2023/5/25のブログ「Chat GPTとは~メリットとデメリット・学習現場での課題~」でも取り上げましたが、
様々な活用のメリットが挙げられる一方、誤りを含む可能性がある回答を子供が鵜呑みにするのではないかなどの懸念も指摘されています。
このガイドラインは、児童生徒や教師を含め、社会に急速に普及しつつある現状もあり、
学校関係者が現時点での活用の適否を判断する際の参考資料として暫定的に取りまとめられたものです。
ChatGPTなどの対話型生成AIは、あらかじめ膨大な量の情報から深層学習によって、ある単語や文章の次に来る単語や文章を推測し、「統計的にそれらしい応答」を生成するものであり、回答は誤りを含む可能性が常にあり、時には事実と全く異なる内容や、文脈と無関係や内容などが出力されることもあります。
教育利用に当たっては、事前に生成AIの性質やメリット・デメリット、AIには自我や人格がないこと、生成AIに全てを委ねるのではなく自己の判断や考えが重要であることを十分に理解させること、またそのためには教師の側にも一定のAIリテラシーが必要である。情報活用能力を育む教育活動を一層充実させ、AI時代に必要な資質・能力の向上を図る必要があり、教員研修や校務での適切な活用に向けた取組を推進し、教師のAIリテラシー向上や働き方改革に繋げる必要があります。
・生成AI自体の性質やメリット・デメリットを知らないまま、情報モラルを含む情報活用能力が十分育成されていない段階において自由に使わせること
・各種コンクールの作品やレポート・小論文などについて、生成AIによる生成物をそのまま自己の成果物として応募・提出すること
・子供の歓声や独創性を発揮させたい場面、初発の感想を求める場面などで最初から安易に使わせること
・情報モラル教育の一環として、教師が生成AIが生成する誤りを含む回答を教材として使用し、その性質や限界等を生徒に気付かせること
・グループの考えをまとめたり、アイデアを出す活動の途中段階で、足りない視点を見つけ議論を深める目的で活用させること
・英会話の相手として活用したり、より自然な英語表現への改善や外国人児童生徒等の日本語学習のために活用させること
・生成AIのメリット・デメリットはなにか
・授業の中でどのように生成AIを活用できそうか
・生成AIを活用するにあたり、情報モラル教育をどのように進めていきたいか
・生成AIで作成したものを読書感想文などの課題として提出してきた児童生徒にどのように指導するか
・校務の中で生成AIをどのように活用していくか
今後の普及と発展を踏まえ、自分の意見を述べられるように準備しておきましょう!
予想問題ラストチェック
・兵庫県対策(神戸校にて実施)
コースNo |
実施校 |
対象自治体 |
日程 |
講義内容 |
受講料 |
CK-2 |
神戸校 |
兵庫県対策 |
7/8(土) |
■一般教養≪コンピュータ≫ |
【受講料】9,000円 |
CK-3 |
7/15(土) |
■教職教養 |
【受講料】9,000円 |
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