東京アカデミー神戸校
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皆さんこんにちは、東京アカデミー公務員試験担当です。
最近、「なんでも値段が高くなったなあ・・・」と感じることはありませんか?
なぜ値段が上がったのか、どのような影響があるのか、知っていますか?
今回は、そんな「物価高」について解説していきたいと思います。
2021年の日本の実質国内総生産(GDP)成長率は3年ぶりのプラス成長となりました。
しかし2022年に入り、日本経済は新たに「物価高」と「円安」という難題に直面しました。
日本がデフレからインフレに転じた要因の一つに、ウクライナ侵攻があげられます。
日本は原油などのエネルギー資源や食料の多くを輸入に頼っているため、侵攻の影響で手に入りづらくなり、世界的に価格が急騰したのです。
2022年春以降、「円安」が急速に進んだこともあり、輸入品を中心に物価が押し上げられ、食料品や生活用品・ガスに電気料金も相次いで値上がりしました。
そのため、製品を作るための原材料・施設の電気代も高騰し、コスト上昇分を取引価格や商品価格に転換できない例もあり、収益の大きな足かせとなりました。
近年、「グリーンフレーション」と呼ばれる新たな物価上昇の傾向が指摘されています。
脱炭素社会への移行に関連する物資の価格が押し上げられることを意味します。
今後もしばらくグリーンフレーションの傾向が続くとされています。
日本経済に関する記述として最も妥当なのはどれか。
①円高とは、円の他通貨に対する相対的価値が低い状態のことを言う。反対に、円安は、円の他通貨に対する相対的価値が高い状態のことを言う。
②2022年に、海外為替市場では急激に円安が進んだことから、政府・日銀(日本銀行)は約24年ぶりに円売りの為替介入を行った。
③2022年10月、岸田文雄内閣は物価高への対応と景気対策として、新たな「総合経済対策」を閣議決定した。
④2022年12月の消費者物価指数の上昇率は前年同月比で10%となり、第2次石油危機に伴うインフレが続いていた1981年12月以来、41年ぶりの高水準となった。
答え③
①物価高騰・賃上げへの取組
②円安を活かした地域の「稼ぐ力」の回復・強化
③「新しい資本主義」の加速
④国民の安全・安心の確保
の4つを柱とする総合的な経済対策。
いかがでしたか。日本経済について再度チェックしておきましょう!
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