東京アカデミー大阪校
ブログ
こんにちは!東京アカデミー公務員担当です。
今回は「経済」についてご紹介いたします!
経済分野では、「財政」や「金融政策」が頻出です。
「財政」分野では、財政政策、財政事情、税制まで広範囲から出題されます。
「金融政策」分野は、中央銀行の果たす役割を中心に、金融政策が経済におよぼす影響までしっかりと理解し、まとめておく必要があります。
経済の近年の出題傾向として、教科書の丸暗記だけでは解けない「理解力」を問う問題も増えています。
また、経済分野でも時事に関連した出題が見られますので、政治同様、日頃から「経済問題」に関するニュースは必ずチェックし、経済用語についてもおさえておきましょう!
★予想問題にチャレンジ★
現代の企業に関する記述として正しいのはどれか。
1 株式会社の出資者である株主は,その企業の利潤の一部を配当として受け取るが,倒産した場合の責任は出資した額の範囲に限定されない。
2 現代の企業経営には高度な専門知識が必要なため,株主の代わりに専門の経営者が企業経営にあたる傾向が強い。
3 株式会社の意思決定機関は株主総会であるが,総会では大株主も小株主も持ち株数にかかわらず1 人1 票を有する。
4 M&Aとは,企業が他企業の株式を買い占め合併・買収することをいい,アメリカではさかんであるが,日本では近年あまり行われていない。
5 株式会社の経営の透明化を目的に,従来は認められていた,社員に予め定められた価格で自社株を購入できる権利(ストックオプション)を与える制度が廃止された。
★解答解説★
1 株式会社の株主の責任は,出資額を限度とする(有限責任の原則)。
2 正しい。「所有(資本)と経営の分離」が現代の株式会社の大きな特徴である。
3 株主総会における議決権は,原則として1株1 票である。
4 M&Aは,日本でも1980 年代以降,企業の重要な経営戦略の手段となっている。特に2000 年代に入ると,事業拡大を目的に様々な業種で行われている。
5 ストックオプション制度は,2001 年の商法(現会社法)改正により導入された。
正答 2
★東京アカデミーからのお知らせ★