東京アカデミー長崎校
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7/10 文部科学省は『児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)』を公表し、学校の長期休業明けにかけて増加する傾向にある18歳以下の自殺について、予防の強化、SOS早期把握に向けた健康観察・教育相談システムの活用等の対策を求めました。
『児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)』について押さえておきたいポイントとして、
が挙げられます。
少し前の資料にはなりますが、自殺予防についての手引きやマニュアルが「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」より発表されていますのでそちらも必ずチェックしておきましょう。
上記資料の中には、「子供は,心の危機に陥り,自殺の危険が高まったときに,親や教師ではなく,同世代の友人に気持ちを打ち明ける例が多い」「自殺願望を打ち明けられた子供も,どのように対応したらよいか分からず,最終的な悲劇が起きる可能性も高い」「学業不振,成績低下という学習面でのつまずきが,自尊感情の低下を招き,自殺の背景となっている事例も少なくない」などといった分析が掲載されています。日ごろから児童生徒をよく観察し、小さな変化を見逃さず対応していくことは先生にとって、もちろん重要なことです。しかし、多忙な現場において、目の届かないことも当然出てきます。そんな時、コロナ前ではできなかった一人一台端末の積極的活用によって、一人でも多くの子供たちのSOSをキャッチしてほしいと思います。厳しいコロナ禍を経験してきたからこそ出来る対応をしっかりまとめておきましょう。