東京アカデミー秋田校
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大卒公務員試験を目指されている皆さん、こんにちは。東京アカデミー東北の伊藤です。
教養試験での時事問題の出題比率が高くなっているのはご存知ですか?
市役所の職員、県庁の職員、国家公務員も、社会の課題や問題を改善させ、住みやすい街づくりをしていくのがお仕事の1つです。
そのためには、今の世の中がどうなっているのか?その現状と課題の理解は重要ですね。
その皆さんの理解度を図る意味でも、時事問題の出題比率が高くなっているのは頷けるところです。
さて、すでに実施された7月の市役所試験で実際に出題された時事問題をみてみましょう。
1)情報セキュリティーに関する正誤問題:選択肢5つの中から妥当なものを2つ選ぶ問題
選択肢で取り扱われたキーワードや論点は、次の5つでした。
・無線LAN利用時とケーブル利用時のインターネットセキュリティー
・コンピューターウィルス感染の経路や原因
・Cookieの利点と危険性
・スパイウェアとは
・DDoS攻撃とは
9月の市町村職員採用試験でも同じような問題が出る可能性があります。情報セキュリティーに関する基礎知識を見直しておいて損はないと思います。
2)日本の高齢化の現状に関する正誤問題:正しい数値データを選択させる問題
選択肢で選ばせた数値データは、次の4つでした。2つある数値から正しいほうを選ばせる問題です。
・65歳以上の者1人を現役世代(15~64歳の者)が( )人で支える社会
・平均寿命は男性が( )年、女性が( )年
・65歳以上の者がいる世帯は全世帯の( )%
・都道府県別に人口に占める65歳以上人口の割合が最も高いところで( )%、最も低いところで( )%
※ちなみに上記の統計は、すべて2021年においてでした。
高齢化問題は、いつどの試験で出題されてもおかしくない、大きな社会問題ですね。できれば、高齢社会対策基本法に基づき、平成8年から毎年政府が国会に提出している年次報告書である「高齢社会白書」に目を通しておきたいところです。これに目を通しておくだけで、上記の問題は正答できます。
「高齢社会白書」の各年度版が掲載されている内閣府のWEBサイトは、ここをクリックして確認できます。
上記の問題以外にも、「地方創生に関する問題」「NATO(北大西洋条約機構)に関する問題」などが出題されています。
上記のテーマに加え、環境問題、エネルギー問題、少子化、SDG'sなど、チェックしておきたいです。
高齢社会白書と同じように、環境白書、エネルギー白書、少子化社会対策白書など、政府が収集したデータを基に解説されている白書は、勉強ネタの宝庫です。
★★★上記の時事対策も含めて、東京アカデミー秋田校では「大卒公務員の合格3ポイントガイダンス」を開催いたします。
参加無料で、8月7日(月)、9月9日(土)の2回開催です。
両日程は同じ内容ですので、どちらかご都合の良い日程でご参加ください(定員50名)。