東京アカデミー京都校
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こんにちは、社会福祉士国家試験の予備校 東京アカデミー京都校の国家試験担当です。
第36回社会福祉士国家試験に向けて、定期的に問題を掲載していきます。
受験生の方はぜひChallengeしてみてください!
(全て○か×でお答えください。)
(問題1)
・社会保障制度審議会によれば、社会保障とは5つの巨悪、すなわち窮乏、疾病、無知、陋隘、無為への対応としての所得保障、保健、教育、住宅及び雇用制度の総称である。
(問題2)
・孝橋正一は、『新・社会事業概論』において、社会事業が、一般対策(社会保険、公衆衛生、教育等)に対して、並立的補充関係、補足的補充関係、又は代替的補充関係にあると論じた。
(問題3)
・ロールズが『正義論』で主張した格差原理によれば、個人の満足の総和を社会全体で最大化させるような資源配分は、正義にかなう。
(解答1)
・×本肢は社会保障制度審議会に関する記述ではない。5つの巨悪を揚げてそれへの対応を示したのは、べヴァリッジ報告である。
(解答2)
・×社会事業が一般対策に対して並立的補充関係、補足的補充関係又は代替的補充関係にあると論じたのは、仲村優一である。公的扶助に即したケースワークによる社会福祉方法論を提唱した。
(解答3)
・×「個人の満足の総和を社会全体で最大化させる」という記述は功利主義の考え方を示すものであるが、ロールズは『正義論』において、功利主義に代わる理論として「正義」を中核とした理論を展開している。したがって、本肢の記述はロールズの主張を示すものではない。
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