東京アカデミー京都校
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こんにちは、京都校管理栄養士国家試験対策担当です(^^♪
国家試験における英語問題の出題について議論がされていることはご存知でしょうか?
管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)改定検討会では、かなり以前から話題に挙がっているのでご存知の方もいらっしゃるでしょうか。
現在、公表されている報告書において、英語問題について言及されている国家試験は医師、歯科医師となっていますが、これらの資格ではそれぞれの専門領域や職務を踏まえた英語の問題が出題されております。
こうした状況を踏まえて管理栄養士国家試験においては、多職種連携が一層進む中で、保健医療関係職種共通に広く用いられており、管理栄養士も知っておくべき英語の用語あるいは管理栄養士の専門領域に係るものとして知っておくべき英語の用語、これらについてその理解を確認するための問題を導入してはどうかという方向に進んできております。
過去問を確認される際には、病名や臨床検査項目などが、英語用語の略語のみでの出題になっても対応できるようにしていくことが必要です。
例えば、第37回-39では
25歳、女性。易疲労感があり来院した。血液検査結果でWBC 1,060/μL、RBC 186万/μL、Hb 5.8g/dL、血小板 8万/μL、網赤血球 1‰(基準値2~27‰)、MCV 91.3fL(基準値80~98fL)、MCH 31.1pg(基準値28~32pg)、MCHC 34.1%(基準値30~36%)、Cr 0.6mg/dL、総ビリルビン 0.3mg/dLであった。考えられる疾患として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
1 .鉄欠乏性貧血
2 .ビタミンB12欠乏性貧血
3 .再生不良性貧血
4 .溶血性貧血 正答 3
ここで出てきた英語略語では、
WBC:白血球数
RBC:赤血球数
Hb:ヘモグロビン量
MCV:平均赤血球容積
MCH:平均ヘモグロビン量
MCHC:平均赤血球ヘモグロビン濃度
Cr :クレアチニン