東京アカデミー秋田校
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秋田県教員採用試験の筆答試験を受験された皆さん、お疲れさまでした。東京アカデミー東北の伊藤です。
これまでの学習の成果を発揮できたことと推察します。
秋田県の教育に関する問題以外は、生徒指導提要(令和4年12月改定)はじめ、「令和の日本型教育」の構築を目指して(答申:令和3年1月26日)など、同ブログでもご紹介していた通り、予想されたテーマが多くみられました。
総合教養では、チャットGPT、ノーベル賞、カーボンニュートラル、宇宙事業、日銀総裁、NATO(地域連合)、国民栄誉賞など、過去の出題傾向の通りの問題が多くみられました。
秋田県の筆答試験の問題は、教師として備えておきたい教養、知識を一定レベル網羅する、バランスのよい出題だと改めて感じました。
さて、ここから本題です。
筆答試験で取り扱っている教育テーマは、秋田県の教育現場でも、必要としているテーマです。ということは、個人面接でも、質問や評価の視点、ポイントになる可能性が高いということになります。
秋田県の教育として出題された分野やテーマの1つをみてみましょう。
〇「秋田県教職キャリア指標(教員)~秋田の未来と教育を支える人材の育成を目指して~」より「採用段階で求められる人材像」の正誤問題が出ました。
➡ということは・・・
➡個人面接で、「ここで掲げる人材像に合致しているかどうか」を判断しますよ、と理解して、準備しておくべきです。
そこで、採用段階で求められる人材像を改めて確認しておきましょう。
(秋田県教育委員会HP「秋田県教職キャリア指標及び秋田県教職員研修体系について」より抜粋)
★使命感・倫理観・・・・・教育者としての強い使命感と高 い倫理観を身に付けている
★人間関係形成力・・・・・協調性と豊かなコミュニケーショ ン能力を有している
★教育的愛情と共感的理解・・・・・教育的愛情にあふれ、特別な支援を必要とする児童生 徒を含め全ての児童生徒の心身の状況を踏まえ、受容 的・共感的に理解ができる
★豊かな人間性と探求心・・・・・個性豊かでたくましく、常に学 び続ける探究力を有している
★教科等指導の専門性・・・・・ICT活用を含め教科等に関する 深い専門的知識と広く豊かな教養 を身に付けている
上記の5点が、自分に備わっているか、10点満点で何点の自己評価か、そう評価できる根拠は何か、具体的な経験談と共に論理的な説明ができるか。
この準備をしておきましょう。もし、上記5目のうち、半分以上が「不十分」だと判断されたら、結果は厳しいだろうと思われます。
豊かな人間性と探求心・・・今、皆さんは何を学び続けていますか。何の探求をしていますか。採用後はどんなビジョンをお持ちですか。
きっと、子どもたちは、何かを探求し続けている先生、趣味でも何でも突き詰めている先生には、憧れを抱いたり、お手本にしたいと思ったりしますね。
私が大好きだった元教師の祖父は、教員時代から死ぬ間際まで、「短歌」を詠むことを探求していました。普段のノートには、詠み出した短歌が所狭しと書き込まれていました。歌集を自主制作したり、頼まれて学校の校歌や町内会の祭り唄を書いたりしていました。短歌の意味も分からない子どもでしたが、祖父への憧れや尊敬は強く、大好きでした。祖父の短歌は、亡くなってから30年以上経ちますが、今でも口ずさむことができます。教師になろうと思ったきっかけでした・・・個人的な思い出話。失礼しました。
最終合格まで、あともうひと頑張りです。努力の分だけ、得られる結果が大きくなります。憧れの教師になろう!
秋田の子どもたちの未来を照らしましょう。
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