東京アカデミー北九州教室
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みなさんこんにちは 😆
東京アカデミー福岡校教員科です。
8月にかけては2次試験対策をご紹介していきます。
今日のテーマは面接試験「生成AI」
7月4日に文部化科学省より生成AIに関する暫定的なガイドラインが公表されました。
「初等中等教育段階における生成AI の利用に関する暫定的なガイドライン」
今年の面接試験で「生成AI」について必ず聞かれるかはもちろん分かりませんが、
可能性はあると思います。
福岡県・福岡市・北九州市の面接試験において、
「最近の教員関連のニュースで気になるものは何ですか?」の質問はよくあります。
その流れで、「生成AIについてどう思いますか」と聞かれたらどのうように答えますか?
質問の意図は、生成AIの知識だけを聞いているわけではないと思います。
仕事に必要な知識の有無、それを取り入れようと動く熱意、問題意識、課題解決能力など・・・。
回答の内容次第で印象にも差が出ます。
生成AIについては、少なくとも現時点で教育利⽤の⽅向性・基本的な考え方は押さえておいてください。
(基本的な考え方)・・一部抜粋
新たな情報技術であり、多くの社会⼈が⽣産性の向上に活⽤している⽣成AIが、どのような仕組みで動いているかという理解や、どのように学びに活かしていくかという視点、近い将来使いこなすための⼒を意識的に育てていく姿勢は重要である。
⽣成AIは発展途上にあり、多⼤な利便性の反⾯、個⼈情報の流出、著作権侵害のリスク、偽情報の拡散、批判的思考⼒や創造性、学習意欲への影響等、様々な懸念も指摘されており、教育現場における活⽤に当たっては、児童⽣徒の発達の段階を⼗分に考慮する必要がある。こうした判断を適切に⾏うためには教師の側にも⼀定のAIリテラシーが必要である。
教育利⽤に当たっては、利⽤規約の遵守はもとより、事前に⽣成AIの性質やメリット・デメリット、AIには⾃我や⼈格がないこと、⽣成AIに全てを委ねるのではなく⾃⼰の判断や考えが重要であることを⼗分に理解させることや、発達の段階や⼦供の実態を踏まえ、そうした教育活動が可能であるかどうかの⾒極めが重要と考えられる。その上で、個別の学習活動での活⽤の適否については、学習指導要領に⽰す資質・能⼒の育成を阻害しないか、教育活動の⽬的を達成する観点で効果的か否かで判断すべきである。
⼈間中⼼の発想で⽣成AIを使いこなしていくためにも、各教科等で学ぶ知識や⽂章を読み解く⼒、物事を批判的に考察する⼒、問題意識を常に持ち、問を⽴て続けることや、その前提としての「学びに向かう⼒、⼈間性等」の涵養がこれまで以上に重要になる。そうした教育を拡充するためには、体験活動の充実をはじめ、教育活動におけるデジタルとリアルのバランスや調和に⼀層留意する必要がある。
他にも考えられる質問として・・
・生成AIを使ってみての感想は。
・学校では、どのような場面での活用が想定されるか。
・あなたの教科ではどのような使い方が想定されるか。
・生成AIを授業で使うことに、どのような問題点があると思うか。
・生成AIの利用について生徒にどのように指導をしていきたいか。
「生成AIについてどう思いますか」の質問に→「使い方を間違えると怖いですね」・・など一般論や感想だけの回答で終わらないように気をつけたいです。
それでは、間もなく2次試験が始まります。合格を目指してみなさま頑張ってください。
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※福岡校で実施します。
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教員科 担当 石島・伊藤・河本