東京アカデミー仙台校
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公務員と民間企業の併願は可能か 🐄

試験情報

2023.09.25

こんにちは
大卒程度公務員採用試験対策の予備校
東京アカデミー仙台校の工藤です。

今回は公務員と民間企業の併願についてご紹介します。

仙台校では9月17日に公務員講座9月生が開講しました。
公務員試験専願の方や、民間企業の就職活動・転職活動と並行して公務員試験を受験する方など
就活の形は様々ですが、公務員試験と民間企業との併願が可能かどうか気になる方も多いことでしょう。
今回は、公務員専願のメリット・デメリット、民間企業と併願することのメリット・デメリットについて紹介しますので
参考にしてみてください。

そもそも公務員試験と民間企業との併願は現実的なの？

結論から申し上げると、民間企業との併願は可能です。
実際に東京アカデミー仙台校に通っていた受講生にも民間企業を併願している方もいました。
しかし、専願・併願いずれにおいても事前準備とスケジュール管理が大変なので、
公務員専願にするのか、あるいは民間企業の就活と並行するかどうかは、
志望順位やどのような業務に取り組みたいのかを天秤にかけ、さらには両立が現実的かどうかを判断しましょう。

【公務員専願のメリット】

・勉強に集中できる
民間企業への就職活動に時間と手間を割かなくていい分、公務員試験の対策に全ての時間を費やすことができる。

・スケジュール管理がしやすい
公務員試験の日程と民間企業の選考との重なりを避けることができる。
一次試験や二次試験の日程は基本的にずらせないので、公務員試験に専念することでスケジュール管理が容易になる。

【公務員専願のデメリット】

・内定時期が遅い
公務員試験の最終的な内定時期は民間企業の選考に比べると時期が遅くなる。
そのため、民間企業を選択した方々は就職先が決まっていく中、自分の就職先だけが決まらず不安になる方もいる。

・合格できない場合もある
倍率や採用人数の関係で、合格できない場合がある。
合格できなかった場合、来年に再チャレンジするか民間企業への就活にシフトしなければならなくなる。

【民間企業の就活と並行して行うことのメリット】

・本番の面接を早い時期に経験できる
東京アカデミーでも本番を意識した面接練習は実施しているが、やはり本番は練習とは違った緊張感がある。
民間企業の面接を利用して本番の緊張感を体験しておくと、公務員試験の面接時に少しでもリラックスして臨める。
そういった意味で、あくまで練習とわりきって数社だけ受けるのも１つのやり方ではある。

・早めに内定を確保しやすい
民間企業の選考では早い時期から内定を出してくれる企業もある。
内定先が1つでもあれば、安心した気持ちで公務員試験に臨むことができる。
一方で気が緩んでしまう可能性もあるので注意。

・自身のやりたいことが明確になりやすい
民間企業の業界研究をしていく中で様々な職種に触れるため、
公務員専願時と比較した時に自身の取り組みたい業務が見つかりやすくなる方もいる。

【民間企業の就活と並行して行うことのデメリット】

・やらなければいけないことが増える
業界研究やインターンシップに参加する必要があるため、必然的に公務員試験勉強に割ける時間が短くなる。

・スケジュール管理が難しい
公務員試験の日程と民間企業の選考期間が重なる可能性がある。
一次試験や二次試験の日程は基本的にずらせないので、諦めざるを得ない場合がある。

・公務員を断念する可能性がある
併願した方の中で、「民間企業の内定が先に出たので民間企業に就職します。」という方が一定数いる。
また、民間企業の選考中は公務員試験対策全体が滞りがちで対策が不十分となり、
「民間企業の内定いただいたし、無理に受けなくてもいいかな。」と流されやすくなる。

スケジュールのチェック

公務員

志望先により異なりますが、おおまかな公務員試験のスケジュールは下記の通り。
受付：3月～5月
1次試験：5～7月
2次試験：6～8月
合否発表：8～10月頃
これらに加え、説明会・官庁訪問（国家公務員）・3次試験などが加わる場合があります。
ネット申込が不可能で郵送で願書を取り寄せなくてはならない場合もあるので、常に早めの行動を心掛けましょう。