東京アカデミー東京校
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皆さん、こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー東京校の滝口です。
本日は、二次試験に向けて、東京都の個人面接内で課される場面指導の質問について取り上げたいと思います。
場面指導では、教育現場で想定される具体的な場面設定がされ、その場面にどのように対応するかを回答します。
東京都では、例年「児童・生徒対応」、「保護者・地域対応」について質問が行われています。
今回は「児童・生徒対応」について詳しく見ていきます。
例年、東京都では下記のような内容が頻出です。
・授業中、先生の授業がつまらないと言って教室を飛び出したら、どう対応するか。
・遠足の班決めで、友達と同じグループになれなかったと言って遠足に行きたくないと言っている。どうするか。
・一人でいる生徒への対応はどうするか。
・生徒同士がけんかをしている。どう対応するか。
また、上記のような不易の頻出テーマだけでなく、「児童・生徒対応」の一環として情報教育や生成AI等の新たなテーマに関しても対策が必須です。
「GIGAスクール構想」の導入や「生成AI」等に関連し、児童・生徒対応で下記のような内容が問われることが予想されます。
・端末のパスワードを忘れてしまったという児童・生徒にどのように対応するか。
・端末の使用を認めていない場面で端末を使用する児童・生徒にどのように対応するか。
・クラス内のコミュニケーションツールで悪口を書かれていると相談があった場合、どうするか。
・ChatGPTを学校現場で利用することに対して、賛成か反対か。理由も答えよ。
・ChatGPTを授業で利用するなら、どのように活用したいと思うか。
・ある児童(生徒)が提出した課題が、「ChatGPT」を活用して、内容をそのまま引用したものであるということが分かった。この児童(生徒)に対して、どのような指導をするか。
例年の頻出テーマについては、必ず「生徒指導提要」で指導、解決にあたっての考え方を再度確認しておきましょう。
情報教育に関しては、文部科学省発表の「教育の情報化の手引き」や東京都の情報教育ポータルサイト「とうきょうの情報」等が重要資料です。
内容を踏まえた回答ができるよう、読み込むとともにポイントを整理しておきましょう。
また、東京都が求める教師像にも着目して回答を考えてみてください。
東京都の求める教師像を体現する対応をすることで、「東京都の求める教師像を理解し、実践策を考えている」ことを面接官に伝えることができ、高評価へとつながるはずです!
場面指導は、質問の回答に対して「なぜそのような対応をするのか」、「その対応をするにあたって特に配慮するべき点はどこであるか」など追加で質問をされることが多く見られます。
追加の質問にも焦らずに回答できるよう、対応について考えを深めておくことが重要です。
また、考えを深めるだけでなく、必ず実践演習を行っておきましょう!
指導の意図が面接官に伝わる回答の組み立て方ができているか、ぜひチェックしてみてください。
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