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【教員採用】特集！2023年夏ならではの面接想定質問集 part2

試験情報

こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。

8.14のブログに続いて、2023年夏ならではの面接想定質問と押さえておきたいポイントをまとめます。

【2023年夏ならではの面接想定質問集part2】

⑤生徒指導提要(改訂版)

問『生徒指導を行う上で、大切にしていることはなにか。』

回答のポイント

  • 生徒指導の目的、意義、定義：自己指導能力の育成、一人一人の児童生徒の個性の伸長、社会的な資質や能力･態度を育成、社会的に自己実現ができるような資質・態度を形成、指導・援助、はたらきかけ

  • 不適切な生徒指導を行わない：・体罰、暴言、大声で怒鳴る、ものを叩く･投げる等の威圧的、感情的な言動で指導する。　・児童生徒の言い分を聞かず、事実確認が不十分なまま思い込みで指導する。　・組織的な対応を全く考慮せず、独断で指導する。　・殊更に児童生徒の面前で叱責するなど　・児童生徒の尊厳やプライバシーを損なうような指導を行う。　・児童生徒が著しく不安感や圧迫感を感じる場所で指導する。　・他の児童生徒に連帯責任を負わせることで、本人に必要以上の負担感や罪悪感を与える指導を行う。　・指導後に教室に一人にする、一人で帰らせる、保護者に連絡しないなど、適切なフォローを行わない。　　といった事例を意見に入れる工夫をする。

問『いじめ(不登校、暴力行為など)の未然防止についてどのように取り組むか。』

  • 発達支持的生徒指導：特定の課題を意識することなく、全ての児童生徒を対象に、学校教育の目標の実現に向けて、教育課程内外の全ての教育活動において進められる生徒指導
  • 児童生徒が心の通じ合うコミュニケーション能力を育み，規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加・活躍できるような「授業づくり」や「集団づくり」
  • 集団の一員としての自覚や自信を育むことにより，いたずらにストレスにとらわれることなく，互いを認め合える人間関係・学校風土
  • 特に不登校については、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLOプラン）について、３.学校の風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる」場所にする、を積極的に引用する。

⑥初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン

問『あなたは学校現場において、生成AIを活用することについてどのように考えますか。(変化、メリット、デメリット、教育に与える影響、授業での活用など)』

  • 生成AIは新たな情報技術であり、多くの社会⼈が⽣産性の向上に活⽤しているもの
  • 「教師が⽣成AIが⽣成する誤りを含む回答を教材として使⽤し、その性質や限界等を⽣徒に気付かせること」「グループの考えをまとめたり、アイデアを出す活動の途中段階で、⾜りない視点を⾒つけ議論を深める⽬的で活⽤させること」「英会話の相⼿として活⽤したり、より⾃然な英語表現への改善」など、AIの特性や特徴の理解を踏まえた活用が望ましい
  • 生成AIは発展途上であり、利便性の反面で、個⼈情報の流出、著作権侵害、偽情報の拡散といったリスク、批判的な思考⼒や創造性、学習意欲への影響など、さまざまな懸念も指摘されていることを踏まえる
  • 「情報モラルを含む情報活⽤能⼒が⼗分育成されていない段階において、⾃由に使わせること」「⽣成AIによる⽣成物をそのまま⾃⼰の成果物として応募・提出すること」のほか、「教科書等の質の担保された教材を⽤いる前に安易に使わせること」など安易な利用を戒める

追質問：『あなたは生成AIの不適切な使用をしませんか。』『児童生徒から生成AIを使ったほうが良い作品(絵、作文、感想文など)ができるのにどうして使わせてくれないのですか、と聞かれたらどのように答えますか。』『夏休みの宿題で、明らかに生成AIを使用したものがあった。その児童生徒に対してあなたはどのように指導しますか。』

今回は、「生徒指導提要」「生成AI」といった必ず見ておきたい教育時事について、想定される質問と押さえるポイントをまとめました。

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