東京アカデミー新潟校
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こんにちは。公務員試験の予備校=東京アカデミー立川会場の公務員科担当です。
今回は
【衆議院事務局一般職・参議院事務局一般職】について
ご紹介いたします。
社会科学の政治で学んだ通り、
国会の活動は、
法律の制定、予算の議決、条約締結の承認、憲法改正の発議など様々で、
衆議院と参議院に分かれてそれぞれの業務を行っています。
国会の大きな仕事の一つである法律の制定に関しては、
国会議員または内閣から提出された法律案は、まず委員会で審議されることになります。
委員会は、経済産業委員会、文部科学委員会、環境委員会などがあり、
法案を審議するのにふさわしい委員会が担当することになります。
その後、最終意思決定を行うのは本会議です。
これらの審議は、衆議院と参議院はそれぞれ独立して行うこととなります。
そして、両院で議決が一致しなかった場合のために、
両院協議会や衆議院の優越について憲法で定められています。
事務局一般職の採用試験に関しても、
衆議院事務局一般職と参議院事務局一般職とで分かれての採用になります。
衆議院も参議院も、
会議の円滑な運営を補佐する「会議運営部門」、
審議等に必要な情報や資料を提供する「調査部門」、
院の庶務・管理等を通じてサポートする「その他の議員(院)活動補佐部門」(衆議院)、
「総務部門」(参議院)の3つの部門に分かれています。
一般職では、例に挙げた「法律の制定」といった院の活動を
補佐、サポートする業務になります。
衆議院と参議院で別々に実施されます。試験日程も異なるため、それぞれ併願することも可能です。
■衆議院事務局一般職(2023年1次試験日:9月2日)
1次試験:基礎能力試験(90分)、作文(60分)
2次試験:個別面接
■参議院事務局一般職(2023年1次試験日:8月19日)
1次試験:基礎能力試験(90分)、一般常識試験(短文記述式)(40分)、作文(60分)、事務適性試験(10分)
2次試験:グループワーク及び個別面接
採用人数は、衆議院事務局は10名程度、参議院事務局は若干名です。倍率は非常に高い試験になります。
参議院事務局一般職の筆記試験に含まれる一般常識に関しては、空欄補充や用語説明等の問題が多くなっています(衆議院/参議院の任期や、選挙制度の説明等)。参議院の採用ページに過去問題が掲載されていますので、見てみてください。
どちらも、法案の成立や予算の議決といった国の大きな業務の過程に携わることができ、国会議員や要人を間近に働くことができるといった点で、やりがいのある仕事だといえます。
興味のある方は、まずは説明会や参観などに参加されると良いと思います。
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