東京アカデミー神戸校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です。
7月に警察庁が、少年がいわゆる「闇バイト」への応募をきっかけに重大な犯罪に加担してしまう実態についての事例集
『犯罪実行者募集の実態~ 少年を「使い捨て」にする「闇バイト」の現実 ~」(PDF)を作成したことをうけ、
8/10に文部科学省より、「少年をアルバイト感覚で犯罪に加担させないための対策について」とした事務連絡が出されました。
警察庁が作成した事例集では、非行防止教室などでも活用できるように、SNSやコミュニティサイト・先輩や友人からの誘いなどにのって少年たちが「闇バイト」に応募するところから、犯罪グループの末端として犯罪行為に加担し、検挙されるまで、そして検挙された少年たちや被害者の声が事例を交えて紹介されています。
また文部科学省の事務連絡では、
・社会的に「闇バイト」という用語が使用されているが、これはアルバイトではなく犯罪であること
・犯行グループが切り捨て要員の実行役を手広く募集するものであり、これに関わることで少年にどのような危険が及ぶかについて、少年に伝え続けていくことが重要である
としています。
児童生徒の非行防止に関しては、各種通知や生徒指導提要において、
・児童生徒本人からの前兆行動を把握し、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーや警察を含む関係機関等と連携し、アセスメントを行うこと
・警察官等を外部講師として招き、地域の非行情勢や非行要因等について児童生徒に情報発信する「非行防止教育」等を実施することが有効であること
が述べられていますが、
特にこの「闇バイト」の問題についても、非行防止教育を行う際には、この事例集も活用しつつ、所轄の警察署とも連携して、積極的に取り扱うように求めています。
★「生徒指導提要改訂版」では、
第5章 暴力行為
5.4 関係機関等との連携体制
5.4.2 発達支持的生徒指導や未然防止教育における連携
5.4.3 早期発見・早期対応における連携
において『非行防止教育』、『前兆行動の早期発見・早期対応』が述べられていますので、こちらもチェックしておきましょう。
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