東京アカデミー秋田校
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秋田県内看護学生の皆さん、国家試験担当の渡辺です。
前回の続きで第112回国試 正答率ワーストについてのご案内です。
それではさっそくチャレンジしてみましょう
【一般問題】
多発性骨髄腫で腫瘍化しているのはどれか。
1 .B細胞
2 .T細胞
3 .形質細胞
4 .造血幹細胞
仰臥位で手術を受けた患者が術後に上肢の薬指と小指のしびれを訴えた。
しびれの原因として考えられるのはどれか。
1 .頸部の伸展
2 .前腕の回内
3 .肩関節の内旋
4 .肘関節の伸展
老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置付けられている施設はどれか。
1 .介護医療院
2 .介護老人保健施設
3 .老人福祉センター
4 .老人デイサービスセンター
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【解答】
① 正答3
B細胞は成熟して形質細胞となり、抗体産生を行う。この形質細胞が腫瘍化したものが多発性骨髄腫である。
多発性骨髄腫では、腫瘍化して増殖した形質細胞が骨髄中で増殖することで、病的骨折や貧血症状を来す疾患
である。
② 正答3
上肢の薬指と小指にしびれ感を訴えていることから、尺骨神経麻痺を起こしていると考えられる。
仰臥位による橈骨・尺骨神経麻痺は、上肢の手術台への圧迫が原因である。
橈骨神経麻痺は前腕の回内で、尺骨神経麻痺は肩関節の内旋で生じやすい。
肩関節は外転 90度以内とし、前腕は回内・回外中間位とする。
③ 正答4
老人デイサービスセンターは、老人福祉法と介護保険法のいずれにも位置付けられている。
65歳以上で身体上または精神上の障害があるため、日常生活を営むのに支障がある者などが日中通い、
入浴や食事、機能訓練、介護方法の指導などを提供することを目的とする施設である。
一般問題になると正答率のワーストもぐっと下がりますね😱難しい…
一般問題は全11科目について出題され、全240問の内、130問が一般問題です。(1問1点)
前回のブログでは必修問題のワーストをご紹介しましたが、
難しい問題『一般問題』と比較的簡単な問題『必修問題』が同じ配点なら、
より必修問題に力を入れたいですね!
一般問題は、知識を問う問題だけではなく、短い状況設定をつけた問題も出題されます。
次回の【正答率ワースト3・後編】でご紹介する『状況設定問題』もそうですが、
文章の中から大事な要点をピックアップし、理解する力が問われます💡
普段から活字に慣れることも大切ですね🤓📖
まもなく、9月ですね。
この夏、学習が思うように進まなかった方は、これからでも間に合います!
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東京アカデミー秋田校 渡辺でした🐶