東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
2023年夏の試験は、これまでの試験以上に最新の教育改革を踏まえた対策が必要であったと感じています。2023年3月「次期教育振興基本計画について(答申)」では、新たなコンセプトとして
が掲げられ、特に、「利他性」「協働性」「自己肯定感」などをベースにした日本型ウェルビーイングについて、子どもだけでなく教師においても高めていく必要があると述べられた点は、今後の教育改革に大きく影響してくると思われます。
その動きの一つとして、2023年5月22日の永岡文部科学大臣の諮問『「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について』では、具体的な検討事項として
の3つを挙げ、教師を取り巻く状況が厳しさを増す中で、質の高い人材を確保するための方策を検討していくよう述べられています。
この諮問に対する答申は2024年夏の試験対策に欠かすことができないと予想されますが、これからこういった教育改革を1年間を通して見ていくうえで重要なことはなんでしょうか。それは、今ある課題が何であるかを根拠(データ)をもとに発見・把握し、「生徒指導」「新たな教師の学び」「子どもの個別最適な学び」などといった広範多岐にわたる観点・課題とどのように関わり、教育現場で教師としてどのようなことが求められるのか、正しく情報収集し、具体的な実践に繋げていくビジョンをもつことだと考えます。
現在の教育改革のテーマである「令和の日本型学校教育の実現」に向けた、これまでの教育改革における重要ポイントをまとめたものが次の図です。
日々の業務で忙しい講師・社会人の方、これから学習を始められる大学生の方、まずはこの図を見て、これまでの大まかな流れをつかみ、今後の対策をスムーズに進めてほしいと思います。
そして、対策の時間が思うように取れない方も、最低限、下図の資料を押さえておくと教育改革の重要ポイントを押さえることができます。
試験日程の早期化、大学3年生から受験可能、といった大きな動きのある教員採用試験ですが、合格のために行う取り組み、学習、対策には大きな変化はありません。少し学習計画を前倒しにして、できることからどんどん取り組んでいきましょう。
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2024年夏
本気の皆様をお待ちしています。