東京アカデミー大宮校
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皆さんこんにちは!
東京アカデミーの公務員担当です。
今回は「皇宮護衛官」についてご紹介いたします。
皇宮護衛官は、公安系国家公務員のひとつで、天皇皇后両陛下や皇室の方々の護衛、皇居や御所等の警備に従事しています👩✈️👨✈️
採用後は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属し、皇居や御用邸などで勤務します。
皇宮護衛官に採用となった場合、皇宮巡査に任命され、皇居内にある皇宮警察学校で10ヶ月間訓練が行われます。皇宮警察学校は全寮制であり、全員で団体生活を送ります。
なお、訓練といっても、「座学」や「術科」のカリキュラムのほか、警防(消防)訓練や日本文化に関する情操教育も行われます。
「座学」・・・職務倫理、刑法や行政法などの法学、警察実務などを習得
「術科」・・・柔道や剣道などの武道の他、点検訓練(基本動作である敬礼や立ち方を学ぶ)、逮捕術、拳銃の取り扱い方法を学ぶ
さらに、和歌や茶道、華道など和の教養を深める教育や語学、乗馬も全員必須となっています。
皇宮護衛官は、護衛部門、警備部門、警務部門の3つ部門のいずれかに分かれ勤務に励みます。
●護衛部門
護衛部の任務は、簡単に言うと皇室の方々を最も近くでお護りすることです👮
皇居・御所にいらっしゃるときはもちろん、お出かけになる際や各種式典にご出席の際などにも、一番近くで護衛にあたっています。
また、護衛のスキルはもちろんですが、乗馬・スキー・テニス・外国語などの幅広い素養が必要であり、日頃の教養や研修、訓練によって高度な技術を培っています。
●警備部門
警備部の任務は、皇居を始め赤坂御用地、京都御所、御用邸などの最前線で皇室の平穏を護ることです。
天皇誕生日や新年一般参賀、園遊会などの警備に必要な企画・立案、装備資器材の配備・開発運用なども行っています。
さらに、なにか起きたときに備え、突発対応部隊として特別警備隊がおかれており、日々さまざまな訓練を行っています。
なお、警察で唯一消防活動を行う機関であり、万が一火災が発生した場合の消火活動に加え、絶対に火災が起こらないよう、起こさせないように予防活動も行っています🧯
●警務部門
警務部門は、皇宮警察の活動を円滑に運営するために、勤務体制・採用・人事管理・教養・予算・福利厚生など、組織の基盤を陰で支えています。
組織全体を把握したうえで、第一線の勤務員の立場に立って働きやすい環境づくりをこころがけています。
また、警務課の中には、音楽隊が組織されており、園遊会を始めとする皇室行事で演奏することもあります📯
全国警察音楽隊演奏会、皇居東御苑でのランチタイムコンサートなどで演奏し、皇宮警察の広報的な役割も担っています。
今年度(2023年度)の実施日程を以下へご案内します。
・一次試験日:2023年9月24日(日)
・一次試験合格発表日:10月11日(水)
・二次試験日:10月23日(月)~10月27日(金)まで
・最終合格発表:11月21日(火)
なお、昨年度の試験内容は以下のとおりです。
■一次試験
基礎能力試験(40題/90分)、作文試験(1題/50分)
※上記の出題数・実施時間は昨年度例です。
■二次試験
人物試験(個別面接)、身体検査、身体測定、体力検査
皇宮護衛官は、前述のとおり座学や術科、語学やマナーなど様々なこと学び続けることになりますので、自ら学ぶという姿勢があることが前提となります。
また、常にチームとして業務にあたりますため協調性やチームワークが求められるとともに、護衛官として場面に応じた柔軟な対応が必要となります。
なお、皇宮護衛官の試験は、例年、警視庁の試験日と別日で実施されますので、公安系を志望する方におすすめの試験です!
最後に、皇宮護衛官についてもっと詳しく知りたい!という方は、皇宮警察本部をご覧ください。