東京アカデミー神戸校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です。
こども家庭庁のこども家庭審議会第8回基本政策部会が9/4(月)に開催され、
「今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(中間整理)(案)について」
が話し合われました。
部会の詳細は→こども家庭審議会基本政策部会(第8回)
・今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(中間整理)(案) (PDF)
・今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(中間整理)(案)【説明資料】(PDF)
2023(R5)年4月に施行されたこども基本法において、
「政府は、こども政策を総合的に推進するため、政府全体のこども施策の基本的な方針等を定める「こども大綱」を策定すること」
としています。
そして、この「こども大綱」に基づき、こども家庭庁のリーダーシップの下、政府全体のこども施策を推進していくこととなります。
「こども大綱」は、従来の
(内閣府)を一つに束ね、一元化するとともに、さらに必要なこども施策を盛り込むことで、
これまで以上に総合的かつ一体的にこども施策を進めていくことを目的としています(こどもまんなか実行計画<仮称>)。
2023(R5)年の秋ごろまでに、内閣総理大臣を会長とし、全閣僚で構成される「こども政策推進会議」で大綱案の了承を受け、閣議決定される予定です。
こども大綱が目指す「こどもまんなか社会」とは、全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができるように、
「全てのこども・若者が、日本国憲法、こども基本法及びこどもの権利条約の精神にのっとり、生涯にわたる人格形成の基礎を築き、自立した個人としてひとしく健やかに成⾧することができ、心身の状況、置かれている環境等にかかわらず、ひとしくその権利の擁護が図られ、身体的・精神的・社会的(バイオサイコソーシャル)に将来にわたって幸せな状態(ウェルビーイング)で生活を送ることができる社会」としています。
(1)こども・若者を権利の主体として認識し、その多様な人格・個性を尊重し、権利を保障し、こども・若者の今とこれからの最善の利益を図る
(2)こどもや若者、子育て当事者の視点を尊重し、その意見を聴き、対話しながら、ともに考えていく
(3)こどもや若者、子育て当事者のライフステージに応じて切れ目なく対応していく
(4)良好な成育環境を確保し、格差や貧困の解消を図り、全てのこども・若者が幸せな状態で成⾧できるようにする
(5)若い世代の生活の基盤の安定を図るとともに、多様な価値観・考え方を大前提として若い世代の視点に立って結婚、子育てに関する希望の形成と実現を阻む隘路の打破に取り組む
(6)施策の総合性を確保するとともに、関係省庁、地方自治体、民間団体等との連携を重視する
また、「こどもまんなか社会」を実現するための重要事項を、こども・若者の視点に立って分かりやすく示すため、ライフステージ別に提示されています。
1 ライフステージに横断的な重要事項
2 ライフステージ別の重要事項
3 子育て当事者への支援に関する重要事項
こども家庭庁やこども基本法に関する内容は2023年夏試験でも、
千葉県・千葉市、大分県、茨城県、奈良県、高知県、福岡県・福岡市・北九州市、鹿児島県などで出題されていましたが
(2023.07.16ブログ「2023年夏試験最新教育時事 今年はこれが出た!②2023(令和5)年に出された答申・報告・通知編」参照)、
このこども大綱についても2024年夏教員採用試験の大きなテーマの一つとなりそうです!
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