東京アカデミー静岡校
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こんにちは、東京アカデミー静岡校です。
今回はテーマを変えて「酸塩基平衡」についてポイントをギュッとまとめてお伝えしていきます
本ブログを読んでくださっている方で「苦手意識があります・・・」という方も多いと思いますので、しっかり学んでいきましょう!
私たち人間の体は、酸素やブドウ糖などから生きるためのエネルギーを生成します。
この作業を体内で行うときに、酸性物質である水素イオン(H⁺)も一緒に生み出すため、何もしないと体内はどんどん酸性になってしまいます。
しかしながら、体内が極端に酸性になってしまうと細胞活動の低下につながり、最悪の場合意識障害などを引き起こすこともあるのです。
こういったことないように、
などを体内で行うことにより、体内をpH7.40くらいの弱アルカリ性で保とうしています。
※phとは、溶液中のH⁺の濃度のことを指します。
※何らかの原因で血液のpHを酸性側にしようとする状態をアシドーシス、何らかの原因で血液のpHをアルカリ性側にしようとする状態をアルカローシスといいます。
このように、私たちの体内では酸性・アルカリ性のバランスをたえず調整しています。 この、バランスを保っている状態のことを「酸塩基平衡」といいます。
皆さんが苦手としやすい根源が、この「重炭酸緩衝系」かと思います。
まず緩衝系という言葉の意味ですが、血液中のpH変化を少なくする機能のことを指します。①で挙げたように、肺と腎臓で調節を行っています。
「CO₂(二酸化炭素)+H₂O(水)⇌H₂CO₃(炭素)⇌H⁺(水素イオン)+HCO₃⁻(重炭酸イオン)」
ここで大切なのが、上記の化学反応が逆の方向でも進みます。この繰り返しによって、一定のpHを保っているのです。
難しく感じる原因のひとつに、この化学反応式が挙げられます。化学式を見ると自然と身構えてしまう…といった方も多いと思います。
ですので、化学反応式と臓器を繋げて覚えましょう!
上記の化学反応式のうち、CO₂(二酸化炭素)とHCO₃⁻(重炭酸イオン)がカギを握っています。
CO₂(二酸化炭素)は肺で排出することにより、H⁺(水素イオン)を調整しています。
HCO₃⁻(重炭酸イオン)の再吸収は、腎臓のはたらきです。また、尿としてH⁺(水素イオン)を排出することも可能です。
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