東京アカデミー鹿児島校
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー鹿児島校です。
本日は『人体の構造と機能』と『疾病の成り立ちの回復の促進』の近年の国家試験での傾向と対策方法についてご紹介しようと思います!
過去問も載せていますので、ぜひチャレンジしてみてください😊(正答番号は記事の下部に記載しています)
『人体の構造と機能』は、フィジカルアセスメントに関する問題が増加し、その上、五肢択一・択二の問題が多くなったため難化してきています。
前回の第112 回は過去問題と同じ内容の問題であっても、出題形式を変えたことで応用力が必要とされました。
『人体の構造と機能』は、受験生のほとんどが苦手とする分野であり、正答率が低いです。
特に、脳神経・内分泌・感覚器などの問題が不得意としている受験生が多いです。
『人体の構造と機能』で出題される問題の多くは、患者の疾患・病態を理解するための基礎となる「身体の仕組み」を問う内容です。
まずは、自分の身体を理解するつもりで、各臓器の構造と機能を整理しましょう。
その上で、「この臓器が障害を受けたら、どうなるか?」などを考えながら学習を進めてください。
第111回 午後79 採血時に操作を誤ったため溶血し、採血管内の血漿が暗赤色になってしまった。
この血漿の電解質濃度を測定したときに、本来の値よりも高くなるのはどれか。
1.塩化物イオン
2.重炭酸イオン
3.カリウムイオン
4.カルシウムイオン
5.ナトリウムイオン
第112回 午前76 正常な糸球体で濾過される物質はどれか。
1.フィブリノゲン
2.ミオグロビン
3.アルブミン
4.血小板
5.赤血球
『疾病の成り立ちの回復の促進』は、例年、疾患の特徴となる検査所見、薬理学の問題が中心となっています。
第110回からは特殊な疾患についての出題が増え、難化傾向にあります。
第111 回は皮膚筋炎、シャルコー3 徴、筋萎縮性側索硬化症などが、第112 回は多発性骨髄腫が約10 年ぶりに出題されました。
正答率が高い科目ではないことを考えると、過去数年間に出題された問題は正答率にかかわらず解いておきたいところです。
また、『疾病の成り立ちの回復の促進』は、疾患に対する症状だけでなく、要因・検査方法や所見・診断・治療方法などの総合的な知識を必要とします。
教科書からの知識を踏まえたフィジカルアセスメントを臨地実習で学び、患者像がイメージできるようにしておきましょう。
第110回 午前77 褐色細胞腫でみられるのはどれか。
1.高血糖
2.中心性肥満
3.満月様顔貌
4.血清カリウム濃度の低下
5.副腎皮質ホルモンの産生の亢進
第110回 午後28 膀胱癌について正しいのはどれか。
1.女性に多い。
2.尿路上皮癌より腺癌が多い。
3.経尿道的生検によって治療法を決定する。
4.表在性の癌に対して膀胱全摘除術が行われる。
試験の出題傾向を押さえて効果的な対策をとっていきましょう!
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人体の構造と機能
第111回 午後79 正答3
第112回 午前76 正答
疾病の成り立ちの回復の促進
第110回 午前77 正答1
第110回 午後28 正答3