東京アカデミー長野・松本教室
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こんにちは。公務員試験対策の予備校=東京アカデミーの公務員試験科担当です。
公務員試験の専門試験で出題される<国際関係の傾向と対策>について説明します。
国際関係は、国家一般職・地方上級・基礎自治体などでも幅広く出題されています。
テキストを厳選したり、予備校を利用したりすることをお勧めします。
国家一般職・地方上級では、各分野の「総合」問題や、
分野を横断した「総合」分野の問題が多くみられます。
「総合」分野を除くと、どちらも「国際関係の思想・理論・歴史」からの出題が最も多くなっています。
ただし、国家一般職は、毎年、「総合」分野(2~3 問)と
「国際関係の思想・理論・歴史」分野の「英文資料読解」(1問)以外に、
「国際関係の思想・理論・歴史」または「グローバルイシュー」から 1・2 問出題されているというだけで、
「国際関係の思想・理論・歴史」が特に多いというわけではありません。
なお、国家一般職の「英文資料読解」は、
主に条文や決議、演説などを抜粋したものが問われています。
国家一般職受験者は英文読解対策を怠らないようにすることが肝要です。
地方上級では、「外交史・軍事戦略・世界情勢」も比較的多く出題されています。
国際関係は、どの分野も範囲が広く、学習しにくい厄介な科目です。
また、時事問題も多く出題されている。
時事対策としては『朝日キーワード』などを活用して、
世界で今起こっていることについて関心をもって眺めておくとよいでしょう。
テレビのニュースなどで取り上げられた話題について、
民族構成や歴史、
社会的背景などを整理して、ノートにまとめてみるのも効果的です。
東京アカデミーの対策冊子『時事蔵』の活用も有効な学習手段です!!!
時事を学習するときは、幅広い視点で多角的に理解するように努めましょう。
★国家一般職における2023年度国際関係の問題について(No.51~55)
今年の国際関係は、国際政治史に関する問題が【No.52、53】の2問出題され、
【No.54】も戦後の国際経済史に関する問題であったことから、
やはり、世界史が得意な受験生にとってはやや有利であったといえるでしょう。
特に、【No.53】は教養の世界史でもしばしば問われる頻出事項であり、
比較的対応しやすかったといえるでしょう。
【No.55】の英文問題は、
ヘルシンキ宣言がどういう内容かを知っていれば、
英語が多少苦手な受験生であってもキーワードから正答に辿り着けるでしょう。
過去5年間の出題分野をみると、
「国際関係の思想・理論・歴史」の出題率がやや高いのですが、
他の分野からも満遍なく出題されています。