東京アカデミー岡山校
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こんにちは。
東京アカデミー岡山校です。
さて、2024年度公務員試験も本格的に始まり、来月には11月生も開講します。
そんな中、公務員試験で使われる筆記試験問題を作成している「日本人事試験研究センター」より新しい試験問題が提供されると発表がありました。
その名も「職務基礎力試験BEST」です。
この試験の開発、ねらいは(以下引用)「自治体をはじめとする公的部門の採用試験は、公務員志望の新規学卒者だけでなく、民間企業志望者、社会人など、対象者に大きな広がりを見せています。当センターでは、これまで約50年間にわたり公的部門の採用試験問題集を開発してまいりましたが、この経験とデータの蓄積をもとに、多様化した現在の公的部門の採用における、幅広い受験者に対応しつつ、受験者の基礎的な能力を職務遂行面と公的職務への適応性の両面から総合的に判定できる試験として、「職務基礎力試験(BEST :Battery of EssentialSkills Tests)」を新たに開発しました。 」との事です。
【試験の内容】
この職務基礎力試験(BEST)は、公的部門における職務遂行上必須な能力の把握に焦点を当てた「職務能力試験(BEST-A)」と、性格傾向上の特徴から公的職務への適応性を把握する「職務適応性検査(BEST-P)」の二つのテストにより構成されています。
【職務能力試験(BEST-A)】
職務能力試験(BEST-A)は、Lightの出題形式をベースに開発した試験であり、高い精度を保ちながら、受験に備えての特別な準備・勉強の必要がなく、より短時間で実施できるもの(60題60分) となっています。出題内容は論理的に思考する力・文章を正確に理解する力・統計等の資料を分析する力・ 国内外の社会情勢への理解等を確認するための基礎的な内容が出題されます。基礎的な内容が出題されますので、特別な対策や勉強は不要です。「国内外の社会情勢への理解等」の問題では、公的部門の職員として必要な基礎知識(社会常識や義務教育の中で学んだことなど)や、ニュース等で報道された内容が出題されます。
【職務適応性検査(BEST-P)】
職務適応性検査(BEST-P)は、これまでの社会人基礎試験の職務適応性検査を発展的に改訂し、社会人受験者だけでなく、採用職種、年齢を問わず、幅広い受験者対応し、過去に集積した全国の受験者のデータ等を改めて詳細に分析して判定基準の見直しを行い、公的職務への適応性について、公的職務に求められる性格特性の傾向上の特徴から効率的に把握し、個人別プロフィール(結果表)として提供するというものです。性格傾向の特徴とストレス耐性参考情報について、短時間で要点を把握しやすい形式で表示し、さらにその特徴に基づく参考質問例を厳選して表示するとのことなので、面接試験の参考資料として使われてくると思います。
職務基礎力試験(BEST)は前述の通りLightの出題形式をベースに作られているので、公務員試験の勉強をしていない民間企業併願者や 社会人の方も受けやすい試験となっています。
人物重視の採用を行っている自治体でも、今後使われるかもしれませんね。
より詳しい内容は、 日本人事試験研究センターHP に掲載されています。
気になる方はチェックしてみてください。
それでは。
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