東京アカデミー北九州教室
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皆さんこんにちは。福岡校の大坪です🌞
今回は、公務員試験で実施される「面接試験」の中から、「個別面接」と「集団面接」それぞれで意識すべき評価ポイントの違いについてお話します🙌
面接試験には大きく分けて「個別(個人)面接」と「集団面接」の2種類があります。「集団面接」実施の有無は、自治体によって異なりますが、近年の公務員試験では様々な観点から受験者を評価するために、この「個別面接」と「集団面接」両方を実施するところが増えています。
【形式・方法】
・3〜4 人程度の面接官を前にして、受験者が1 人ずつ面接を受ける。面接時間は試験によって異なるが、15 〜20 分程度で行われることが多い。
・面接官はそれぞれ独立して評定を行い、最後に3 〜4 人の面接官の評定結果を総合して総合判定が行われる。
【特徴・ポイント】
・面接官が受験者1人に集中して、きめ細かく観察し、話を聞くことができるため、その人物の特性を正確に評価しやすい。話の展開に応じて、面接官が興味をもったことや疑問に思ったことについては、かなり掘り下げた質問が行われる。これをよく圧迫だと捉える人もいるが、面接官にそのような意図はなく、面接官が各評定項目について適切に評価するために、受験者から評定に役立つ情報を引き出すために質問している。
(例)面接官が受験者の積極性や協調性を評価するために、「部活動で何か役職についていましたか」と質問して、受験者が「部長をしていた」と回答した場合
→「部長をしていた」というのは単なる事実なので、まだ受験者に積極性や協調性があると判断することはできない。そこで、面接官は「どのようにして部長になったのですか」「部員の意見が割れた場合にどのように対応しましたか」など、より理解を深めるために掘り下げた質問を行い、評価できるような情報(そこで受験者がどのように考え、どのように行動し、どのような成果を上げ、周囲の人たちとどのような人間関係を築いてきたのかなど)を聞き出し、評定につなげていく。
ここでは、掘り下げた質問に的確に対応し、自分らしい資質に関する情報を面接官に伝えることができたかどうかが合否を分ける重要なポイントとなります。事前に自己分析をして、余さず伝えられるように準備しておきましょう。
【形式・方法】
・3〜4人程度の面接官を前にして、数人の受験者が同時に面接を受ける。面接時間は受験者の人数によっても異なるが、20〜60分程度のところが多い。
・各受験者に受験番号、氏名などを述べさせ、それから質問に入るケースが一般的である。受験者全員に同じ質問をして、順番に回答させることもあれば、各受験者に別の質問をすることもある。また、回答者は面接官が指名することもあるが、挙手制となることもある。特に挙手制のときは積極的に発言し、自分をアピールしていこう。
【特徴・ポイント】
・面接官は、同時に複数の受験者をみることができるため、受験者同士を比較して相対的な評価をすることができる。その反面、1人に集中できないため、深く掘り下げた質問はあまり行われない。
・一つの質問に対して何人もの受験者が答えることになるので、自分が発言しようと思っていたことを先に言われてしまったり、声の大きな受験者に圧倒されてしまったりするので要注意である。同じ意見であっても、何か付け加えたり、全体をまとめる内容にしたりするなど工夫して差別化を図ること。
・他の受験者に対して向けられた質問であっても、面接官の方を見ながら質問を聞き、他の受験者の答えもしっかりと聞く姿勢が望まれる。面接官は、他の受験者が話しているときにあなたがどのような態度で聞いているか見ている。また、他の受験者の意見について突然質問されることもあるので注意すること。
これから「個別面接」と「集団面接」両方の試験を控えている方は、上記を参考に、各試験の評価ポイントの違いを把握しておきましょう。