東京アカデミー名古屋校
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東京アカデミー名古屋校 看護担当です。
第三弾は酸素ボンベについてです
酸素ボンベの計算問題は過去10年で3回出題されています。
その中で注目することは気圧の単位が変わったことくらいです。
第100回 → kgf/cm² 第102回、第107回 → MPa
単位が違うと計算も違うように感じますが計算式は同じです。
直近2回は右側のMPa(メガパスカル)で出てますのでこの単位で公式を挙げておきます。
① ボンベ残量(L)=ボンベ容量(L)×残圧(MPa)÷ボンベ圧力(MPa)
② 使用可能時間(分)=ボンベ残量(L)÷指示流量(L/分)
この公式に順番に当てはめていけば答えが出せます。
単位が kgf/cm² の場合はMPa のところに入れてください。
ボンベ残量→使用可能時間の順番に求めてください。
第100回午後43(出題は4択でしたが計算問題とします。)
150kgf/cm² 、500L酸素ボンベの内圧計が90kgf/cm²を示している。
この酸素ボンベを用いて2L/分で酸素吸入を行うことになった。使用可能な時間はどれか。
上の公式の同じ色のところに入れてください。
①ボンベ残量=500×90÷150=300
②使用可能時間=300÷2=150 → 答えは150分
第102回午後90
酸素を3l/分で吸入している患者。移送時に使用する500l/酸素ボンベ(14.7MPa充填)の内圧計は4.4MPaを示している。
使用可能時間(分)を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
この問題も同じです。同じ色のところに当てはめてください。
①ボンベ残量=500×4.4÷14.7=149.6…≒150
②使用可能時間=150÷3=50 → 答え50分
ちなみに第107回午前90の問題は圧力計の値が4.4MPaが5MPaに変わっただけでした。
酸素ボンベの保管場所は40度以下で火気厳禁、ボンベの色は黒で配管は緑色。
流量計は目線を合わせてボール型は球の中心、ロケット型は目盛りの上端を読む。
他にも酸素ボンベのことはありますが基本的なものばかりなのでしっかり覚えましょう。
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