東京アカデミー横浜校
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こんにちは!公務員試験の予備校=東京アカデミー横浜校の公務員担当です。
今回は高卒程度公務員試験を受けるうえでの併願の戦略についてお話ししていきます。
まず、公務員試験は第一志望以外も併願することが一般的です。
以下では併願公務員試験の併願のメリットを紹介していきます。
1.公務員試験を併願することにより、本命試験に向けた練習が可能
試験当日の雰囲気や流れを把握でき、マークシートや鉛筆での受験という慣れない形式に対する練習となります。
一度試験本番を経験しておくと、本命の試験も落ち着いて受験が可能です。自分の力を最大限に発揮できるでしょう。試験本番のスケジュールが早い試験種には「国家一般職」や「特別区」があります。特に特別区は併願しやすい試験内容であるため、幅広い方におすすめです。
2.本命の滑り止めとして持ちコマを増やせる
公務員試験は高卒程度の場合は8~9月ごろに筆記試験がありますが、日程は限られています。公務員試験の倍率は決して低くありません。当日の体調次第では本命を受験できなかったり、力を発揮できなかったりすることもありえます。また、思わぬミスで落ちてしまうことも考えられます。
よって、複数の受験先を確保しておいて、最終合格がない状況を避けるのがおすすめです。
3.本命受験で必要な知識を流用できる
公務員試験の筆記試験では難易度の差こそあれ、基本的に求められている知識はどこの受験先でも変わりません。よって第一志望のために頑張って勉強したことを、他の受験先の試験でも活かすことができます。
これは面接試験においても同じことが言えます。
面接試験では「自分の長所・短所」「学校で力を入れたこと」「なぜ公務員を志望したのか」等は多くの試験で共通して質問されます。
つまり、第一志望のために考えた面接で話す内容について、他に受験先にも活かすことができるのです。
デメリットは?
ここまで併願のメリットについてお話ししてきましたが、あまりに併願しすぎると毎週受験することとなってしまい、負担に感じる可能性もあります。第一志望の前に、受験に疲れてしまって力を発揮できなければ元も子もないです。
また、志望先ごとに志望理由等を考える必要があります。
特に、事務職志望の方が公安職(警察・消防等)を併願するなど、異なる職種を併願する場合、面接では志望動機等を再度考える必要な場合があります(同じ事務職でも国家公務員と地方公務員では志望理由は変わるはずでし、地方公務員でも複数の自治体を受験する場合は志望理由が変わります)。併願先の志望理由を考えなければならなくなることも併願のデメリットといえます。
こうしたデメリットを把握したうえで、どこまで併願するかを考えていく必要があります。
◆例年の試験日程から併願を考える
高卒程度公務員試験の場合、多くの試験は9月に一次試験が行われます。例として
8月第3週 参議院事務局
9月第1週 国家公務員一般職、東京消防庁
9月第2週 特別区3類、東京都3類、裁判所事務官、警視庁3類、警視庁事務
9月第3週 都道府県警察3類 航空保安学校・海上保安学校
9月第4週 地方初級3類(都道府県・政令市等)、都道府県警察事務、皇宮護衛官3類
以上の日程が高卒程度公務員試験のオーソドックスな日程となります。
特に、8月に実施される参議院事務局の試験は併願先として考えてみることをお勧めします。
10月以降も一次試験が行われる自治体もありますが、数としては少なくなります。
試験日程が突然変わることもございますので、試験日程については受験先の募集要項の更新に最新の注意を払い、受験スケジュールを立てていくようにしましょう。
受験先の決定に迷ったら、プロの公務員予備校のスタッフに指導やアドバイスを受けることを考えてみてはいかがでしょうか。
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