東京アカデミー秋田校
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今回は、受験生の苦手科目として挙げられる「小児看護学に」についてです。
『暗記することが多くて、何から取り組めばいいかわからない💦』
とお思いの方もいると思います😥
そんな時は、国家試験に出題されやすい項目から勉強していきましょう!
過去の出題傾向を分析すると、
『子どもの成長・発達のアセスメント』から3年連続出題されていました。
※大項目:子どもの成長・発達
中項目:子どもの成長・発達のアセスメント
小項目:身体発育の評価
👇実際の問題を見てみましょう👇
PM54 (正答率 87.7 %)
健康な小児の成長・発達で正しいのはどれか。
1 .情緒は快から不快が分化する。
2 .発達とともにレム睡眠の割合は増える。
3 .体重は出生後1年で出生時の約4倍になる。
4 .身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。
解答 正答 4
1 .× 情緒の分化は、生後3か月頃になると快・不快の区別がつき、不快の情緒は生後6か月頃に、快の情
緒は1歳頃に分化する。不快の情緒の方が早く分化する。
2 .× 新生児のレム睡眠は全睡眠の50%を占めるが、乳児は40%、幼児は20~25%と中枢神経系の成熟
に伴ってレム睡眠の割合が減少する。
3 .× 体重は出生後1年で出生時の約3倍になる。
4 .○ 身長は出生後1年で出生時の約1.5倍になる。
PM118 (正答率 79.9 %)
次の文を読み問いに答えよ。
A君(男児)は3歳の誕生日を迎えた。生後8か月のときに鶏卵の摂取でアナフィラキシーを起こしたため、
かかりつけ医を受診した。それ以降、現在までA君は鶏卵の摂取を禁止するよう説明されている。
鶏卵以外の食物は摂取して問題がない。今回、A君は保育所の入所にあたり、
かかりつけ医からアレルギー外来のあるB病院を紹介され受診した。3歳児健康診査が今後予定されている。
A君は身長95cm(50パーセンタイル)、体重15kg( 75パーセンタイル)、自分の名前と年齢を答えることができる。
階段を1人で昇ることができるが、スキップはできない。排泄はオムツにしている。
A君の発育と発達のアセスメントで正しいのはどれか。
1 .肥満である。
2 .言語発達に遅れがある。
3 .排泄の自立に遅れがある。
4 .運動発達は年齢相応である。
解答 正答 4
1 .× A君のKaup〈カウプ〉指数を計算すると、15,000g÷(95cm)2×10≒16.6 となり、肥満ではない。
2 .× 3~4歳は、語彙の発達が著しい時期である。自分の名前が言えるようになるのは2歳頃からである
ため、言語発達は遅れていない。
3 .× 排尿が自立するのは3歳半頃からであり、排便が自立するのは4歳頃からである。
3歳になったばかりのA君 がオムツに排泄をしていても、排泄の自立に遅れがあるとはいえない。
4 .○ 階段が1人で昇れるようになるのは2歳頃であり、スキップができるようになるのは5歳頃であるため、
A君の運動発達は年齢相応である。
PM82 (正答率 75.9 %)
標準的な成長をしている正期産児の身長が出生時の約 2倍になるのはどれか。
1 .生後 6か月
2 .生後 12か月
3 .2歳
4 .4歳
5 .6歳
解答 正答 4
出生時の身長の中央値は、約 50 cmである。
1 .× 生後 6か月では、約 65~ 70 cmである。
2 .× 生後 12か月では、出生時の 1 . 5倍となり、約 75 cmである。
3 .× 2歳では、約 80~ 85 cmである
4 .○ 4歳では、出生時の 2倍となり、約 100 cmである。
5 .× 6歳では、約 110~ 115 cmである。
いかがでしたか?
みなさんも過去問を分析して、出題傾向を発見してみてください💡💡💡
小児看護学は、特に成長発達のアセスメントについての問題が頻出となっているようです。
それ以外に、小児に特徴的な疾患(感染症、川崎病、ネフローゼ症候群、先天性疾患、腸重積症、肥厚性幽門狭窄症、白血病、気管支喘息、1 型糖尿病、脱水など)の看護について学習しておきましょう。
また、小児に関する法律(児童福祉法、学校保健安全法、母子保健法、児童虐待防止法など)についても要チェック!!
学習が進んでいる方も進んでいない方も、東京アカデミーの冬期講習で「合格」を確実にしましょう!!
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東京アカデミー秋田校 渡辺でした🐶