東京アカデミー京都校
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皆さんこんにちは!公務員試験対策の予備校、東京アカデミー公務員担当です。
さて、今回は自治体の災害対策について皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
今年の夏も台風や豪雨で様々な被害が発生しました。
これから本格的な冬に入り、雪や乾燥による火災も懸念されます。
そんな災害の被害を少しでもなくすために対策が必須となりますが、
その対策は自治体の土地柄や気候によって様々です。
まずは自治体ごとの対策を確認していきましょう!
奈良県は特に山々に囲まれた地形であり、地震や風水害が発生すると地盤の緩み、土砂災害が発生しやすくなります。
そこで、大和川の氾濫を防ぐ大和川直轄遊水地の整備、フォレスターアカデミーで森林に関する講座を実施し、森林に関する知識を深め、森林の整備を進めていく事業もされています。
兵庫県は阪神淡路大震災で甚大な被害を受けました。そこで山腹崩壊が多数発生したことを受け、市と協力し、1,600haもの土地の整備を行っています。
この事業により、その後発生した台風の被害は設置した柵により、大幅に軽減したとのことです。
大阪市は市街地の9割までが平坦な土地となっているため、自然排水が困難な土地です。そのため、集中豪雨が発生すると水が溜まりやすく、道路や住宅に甚大な被害をもたらす可能性があります。
そのため、特に排水の難しい箇所の分析を行い、時間がかからない「点の対策」(側溝の設置など)と長期計画を立てて行う「面の対策」(貯留施設の整備など)を行っています。
以上主な自治体の災害対策をご紹介しました。
では、災害対策を見て行く上でポイントとなる部分は何でしょうか。
各自治体の災害対策を見て行くと、やはり山間部の工事や道路の改善など、比較的スケールの大きいものになります。
そのため、災害が起こってからではなく災害が起こる前に計画を立てて実行することになります。
行政の対策は先程もお伝えした通り、時間のかかるものが多いです。そのため、一人一人の対策が被害の大きさを左右すると言っても過言ではないです。各自治体でも個人ができる対策として「ハザードマップの確認」「避難所の確認」「非常持ち出し袋の準備」を大きく呼びかけているところが多いです。一人一人の心がけを大事にしましょう。
災害問題は直接筆記試験で出題されることは少ないですが、公安職志望者だけでなく、行政志望者も関心を持つべき話題だと考えます。
この機会に皆さんも災害に対する考えを見直してみましょう!
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