東京アカデミー仙台校
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こんにちは。教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー仙台校の庄子です。
12月1日(金)、こども大綱の策定に向け、こども家庭審議会は中間整理を経て答申を取りまとめました。
今後、政府では、こども政策推進会議を開催し、この答申を踏まえたこども大綱の案を作成し、年内の閣議決定を目指しています。
今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(答申)
11月17日(金)に公開された答申案では、中間整理案に対しての意見を受けて再検討し、変更・修正・追加等された箇所が黄色で表記されました。
こども・若者、子育て当事者等の意見を聴く取組の実施結果及びフィードバックについて(案)PDF)
各項目の内容に対する意見について、
①答申案に反映する意見 ②中間整理に書いてある(すでに含まれている)意見 ③修文に結びつかなかった理由・考え方
が公表されています。
・基本的な方針について:ひきこもり支援についても記載してほしい➡基本的な方針の困難や課題に追記
・ライフステージ縦断の事項について:こどもの貧困対策にしっかり取り組んでいくことを書いてほしい➡こどもが貧困による困難を強いられることがないような社会をつくることを追記
・青年期の事項について:メンタルヘルスケアについて気軽に相談しづらい。カウンセリングは活用に抵抗がある➡メンタルヘルスケアを含めて、若者に対する相談体制の充実について、新しく項目を作成
・子育て当事者への支援について:「共働き・共育て」は、両親がそろっている前提で子育て支援をしようとしているように捉えられるのではないか➡全世帯の約3分の2が共働きとなり、結婚・出産後も仕事を続けたい人が多くなっている中、その両立を支援していくことが重要であると認識しています。そのため、共働き・共育てという表現にしています。P.11にそのことを追記。一方、ひとり親家庭の子育てもしっかり支えていくことにしています。
全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸福な生活を送ることができる「こどもまんなか社会」の実現に向けて、日本国憲法、こども基本法及びこどもの権利条約の精神にのっとり、以下の6本の柱を政府におけるこども施策の基本的な方針とする。
①こども・若者を権利の主体として認識し、その多様な人格・個性を尊重し、権利を保障 し、こども・若者の今とこれからの最善の利益を図る
②こどもや若者、子育て当事者の視点を尊重し、その意見を聴き、対話しながら、ともに進めていく
③こどもや若者、子育て当事者のライフステージに応じて切れ目なく対応し、十分に支援する
④良好な成育環境を確保し、貧困と格差の解消を図り、全てのこども・若者が幸せな状態で成長できるようにする
⑤若い世代の生活の基盤の安定を図るとともに、多様な価値観・考え方を大前提として若 い世代の視点に立って結婚、子育てに関する希望の形成と実現を阻む隘路(あいろ)の打破に取り組む
⑥施策の総合性を確保するとともに、関係省庁、地方公共団体、民間団体等との連携を重視する
『やさしい版』も出される予定のようですので、この「基本的な方針の6本の柱」をしっかり押さえておきましょう。
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