経済協力開発機構（OECD）の学習到達度調査結果が発表されました

こんにちは。教員採用試験対策の予備校＝東京アカデミー仙台校の東です。

先日、OECDが進めているPISA（Programme for International Student Assessment）と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査結果が、発表されました。
PISAでは15歳児を対象に、生徒が持っている知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測ることを目的とし、3年ごとに「読解リテラシー」、「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」の三分野について実施されています。

PISA2022について 日本の結果

• 数学的リテラシー（1位/5位）
• 読解力（2位/3位）
• 科学的リテラシー（1位/2位）

2018年調査からOECD加盟国の平均得点は低下した一方、日本は3分野全てにおいて前回調査より平均得点が上昇し、
前回の「数学的リテラシー（1位/6位）」、「読解力（11位/15位）」、「科学的リテラシー（2位/5位）」から全て順位も上がる結果となりました。

※（　　）内の左側はOECD加盟国中、右側は全参加国・地域中における日本の順位。
※ 新型コロナウイルス感染症の影響で、2021年に予定されていた調査を2022年に延期して実施されています。

PISA調査結果を踏まえた文部科学省の取組

１．学習指導要領に基づく教育の着実な実施
　　★ 主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善
　　★  理数教育の更なる充実

２．GIGAスクール構想の推進と情報教育の更なる充実
　　★　ハード面の整備・ソフト面の充実
　　★　プログラミング教育の充実、高等学校のDX化などが掲載されています。

各分野の詳細な結果は下記よりご確認ください。
OECD生徒の学習到達度調査(PISA)：国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research (nier.go.jp)

近年宮城県・仙台市ではPISAに関する問題が出題されていませんが、
2023年夏実施 東京都教員採用試験では筆記試験でPISAに関する問題が出題されています。
筆記試験に限らず面接・論文試験対策でも問われる可能性がありますので、一度資料をcheckしてみましょう！

 

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