東京アカデミー新潟校
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こんにちは!東京アカデミー新潟校の赤沢です🍅
一般問題や状況設定問題を解いていると、こんなことはありませんか?
「Aさんはニトログリセリンを内服しているけど、どんな効果があるんだっけ・・・」
「ワーファリンは一緒に食べてはいけない食材があったことは覚えているけど、どんな食材がダメなんだっけ・・・」
一般問題では直接的に薬の効果や副作用が問われることもありますが、状況設定問題では効果や副作用が理解されていることが前提として、『Aさんへの今後の適切な看護ケア』や『家族へのアドバイス』について適切なものを選ばなければいけない状況も多くあります。
状況設定問題を解く際には、対象者(問題中の患者さん)の全体像を把握して問題を解く必要があり、そのためには薬に関する情報は確実に整理しながら問題を解き進めていくことが大切です💊
実際に、状況設定問題でどのように薬理学の知識が問われているのか、例題を見ながら一緒に検討してみましょう。
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次の文を読み問題1に答えよ。
Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。
【2019年(108回)午後112~114問】
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答えがパッと選べましたか?
正解は 4. 薬物血中濃度検査 です!
この問題では、炭酸リチウムが有効量と中毒量の差が小さいことにより中毒症状が出やすい薬剤であることを押さえておく必要があります。
中毒症状が出ているかは、血中濃度を調べる必要があるので、4番が答えとなります!
このように、状況設定問題では薬理学がよく問われます。
過去問題を解いていくうちに出てきた薬剤については、効果・副作用・禁忌・中毒症状など、問題に出やすい特徴的な性質を振り返り、着実に薬理学の知識をつけていきましょう!
薬理学は、看護学生さんが苦手としやすい分野です。
得意にできれば、周りと点数の差をつけやすくなりますよ😊
⋈・。・。⋈・。・。⋈・。・。⋈ おわり ⋈・。・。⋈・。・。⋈・。・。⋈
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